目の下のしわ・たるみ対策にレチノールが良いと、大手メーカーを中心にレチノール配合のアイクリームが次々にされていますが、選び方を間違えると副作用もあるので注意が必要です。
そこで、レチノールに変わる天然の植物成分、クリスマムマリチマムが今、美容愛好家のなかで注目を集めています。
当サイトマミィでは、話題の成分クリスマムマリチマムについて徹底的に調べ上げ、さらに同成分配合が配合されている化粧品についても紹介したいと思います!
もくじ
レチノールにかわる目の下のシワ・たるみを改善する天然成分とは?!
レチノールと同様の働きを持ち、しかも副作用の心配のない植物由来の天然成分が注目されています。
それは、フランス・ブルターニュ地方に生息するクリスマムマリチマムという、セリ科の芳香植物です。
クリスマムマリチマムの花と葉には、ビタミンやミネラル、Q10(コエンザイムQ10)などが豊富に含まれており、お肌のバリア機能を保つセラミドを作り出す作用があるとして古くから美容や健康に役立てられてきました。
クリスマムマリチマムのレチノール様作用はこんなにスゴイ!
クリスマムマリチマムには、抗酸化作用、ターンオーバーの促進、表皮細胞の増殖など、レチノールと同じように働く作用があり、保湿と修復の両方に働きかけてくれます。
しかも、天然植物から抽出されたエキスなので、化学的に合成されたレチノール(ビタミンA)のような副作用の心配がないのも魅力です。
クリスマムマリチマム配合の美容液おすすめ!
クリスマムマリチマムが配合された美容液のおすすめを紹介します。
それはずばり、アビエルタ ディープモイストクリームという商品です。

アイクリームですが、べたつかない伸びの良さと浸透性の高さで、目元だけじゃなくほうれい線やおでこのシワ、首回りデコルテまでトータルにケアすることができます。
アビエルタ ディープモイストクリームがレチノール配合化粧品よりも優れている点は、レチノールの副作用の問題だけではなく、コスパの良さでしょう。
レチノールは確かに有効性が認められている成分ですが、それゆえ高価であるというハードルがありました。
ところが、アビエルタ ディープモイストクリームはこうした従来のレチノール化粧品のおよそ4分の1以下の価格で買うことができるのです。
目の下のしわ・たるみ解消成分「レチノール」の効果について
目の下のしわ・たるみを解消してくれると評判の、有効成分「レチノール」について説明します。
レチノールとは「ビタミンA」の正式名称であり、パルミチン酸レチノールやレチノイン酸、酢酸レチノールなど、ビタミンA誘導体の総称でもあります。
近年、「シワの改善効果」や「シワを目立たなくする作用」などの効能を謳ったアイクリームなどが大手化粧品メーカーから相次いで発表されるなど、レチノールは抗老化成分として人気が急上昇しています。
レチノール(レチノイン酸)は、しわやニキビの治療薬としてアメリカで認可された後、シワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められるということで日本の皮膚科治療でも浸透しています。
そこで、レチノールが目の下のシワやたるみにアプローチするしくみを解説します。
レチノールつまりビタミンAには、皮膚や粘膜の形成、視覚作用を整える働きがあります。
お肌に関しては、コラーゲンやヒアルロン酸を増やして肌の水分量を増加させ、肌を柔軟にして深く刻まれたシワを改善、目の下のくまを目立たなくする働きが認められています。
また、肌のターンオーバーを改善して肌荒れや毛穴の詰まり、ニキビなどをケアする効果もあります。
レチノールのターンオーバーサポート機能
レチノールには、肌の新陳代謝に関わる線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンなどを生成するスピードを上げる機能があるといわれています。
また、肌の古い角質や老廃物、角栓などを取り去って新陳代謝を促すターンオーバー作用もあると考えられています。
レチノールの落とし穴!危険性や副作用について
レチノールには肌の老化改善効果が期待できる一方で、心配な副作用もあります。
2013年、第一三共ヘルスケアから販売されていた「ダーマエナジー」というレチノール化粧品が販売中止となり、世の女性たちを騒然とさせました。
高濃度レチノール配合をウリにした商品でしたが、高濃度ゆえ刺激が強く、肌のかゆみや赤み、腫れといったトラブルが相次いだことが原因だったようです。
レチノールによって生じる肌の過剰反応をレチノイド反応(A反応)と呼ぶようですが、レチノイド反応は他にも「肌のかさつき」や「乾燥」などにも表れるようです。
ただしこのレチノイド反応は、日頃からビタミンAが不足している肌に急激に多量のビタミンAが投入されることによって起こる一時的な反応といわれています。
そのため、肌が成分に慣れるにしたがって、自然におさまっていくと考えられています。
ですが、目の下や目の周りなどデリケートな部分に使う人が多いことを考えると、ちょっとのトラブルでも敏感になりますよね。
一時的とはいえ「効果」をうたっている成分にはこのような副作用が現れる可能性があることを、どうか知っておいてほしいと思います。
レチノール配合化粧品の選び方
レチノール配合化粧品の選び方を紹介します。
レチノールは脂溶性ビタミンのため、酸化しやすいという弱点があります。
そのため、1カ月で使い切れる程度の容量の商品を選ぶようにすることがポイントです。
大抵のレチノール化粧品は、10〜30mlの小さなパッケージで売られていると思いますが、これは高価であるから少量販売にしていると同時に、酸化防止の意味もあるのです。
レチノール化粧品は3ヶ月使って判断しましょう
レチノール化粧品を使って悩みの改善が感じられるのは、平均すると約3カ月だそうです。
一般的にターンオーバーの期間は28日といわれていますが、これは20代のお話です。
小じわが気になる30代後半以降の女性の肌のターンオーバーは、40日前後と若い時に比べて期間が長くなります。
1度目のサイクルで古い細胞から新しい細胞へと生まれ変わらせ、2回目以降で徐々に整えていくと考えれば、少なくとも3カ月は継続してレチノールを与え続けることが大切になります。
目の下のしわって、1日や2日で突然できるものじゃないですよね。
紫外線や生活習慣の積み重ねで、徐々に徐々に刻まれていき、気づいた時には自分でも驚くくらい深〜く刻まれているものです。
ダイエットも同じですが、長い年月をかけて蓄積されたものをリセットもしくは改善するには、それ以上の長い長い年月と努力が必要です。
それはレチノール化粧品も同様です。
だから、続けるためには、無理ない価格帯の商品を選ぶことも大切ですよ。
自宅で簡単!目の下のしわ・たるみを改善するホームケア
自宅で簡単にできる、目の下のしわを改善するホームケアを紹介します。
1.こすらない
実は、こすらないことこそ、目の下のしわをこれ以上深くさせないための最善の方法なんです。
目の下の皮膚はとっても薄いので、洗顔や化粧水を塗るとき、自分では力を入れていないつもりでも実は結構なストレスがかかっているのです。
摩擦などの刺激はしわだけでなく肌をたるませ、くすみのもととなる色素沈着をも引き起こします。
だから、目の下のしわをなんとかしたいなら、絶対にこすらないことです。
2.温める
目の周りを温めると血行が促進されるので、栄養分がすみずみまでいきわたります。
充血の解消やクマ、くすみにも効果があります。
レンジで温めたホットタオル・蒸しタオルを約1分、目の上に置いておくだけなので簡単です。
アイクリームを塗った後に温タオルマスクをすれば、保湿効果もアップしますよ。
3.顔ヨガ
目の下のしわを改善するのに、顔ヨガはおすすめです。
ほうれい線を伸ばすように口を「お」の形にしたまま、目だけ上を向きます。
黒目と鼻の下を引っ張りあうイメージです。
このまま、下まぶただけをゆっくりと持ち上げる動作を5回繰り返します。
おでこにしわが寄らないように注意してくださいね。
目の下のしわ・たるみの改善のためにすべきこと5つ
目の下のしわやたるみの改善のために有効だとされることを5つにまとめてみます。
- 目の下のしわを改善するにはレチノールが有効
- ただしレチノールには副作用がある
- レチノールと同じ働きをする天然植物成分クリスマムマリチマムが期待大
- 摩擦や刺激、紫外線は目の下のしわやたるみの大敵
- 大切なのは、続けること!
目の下のしわ・たるみを改善するためには、アイクリームなどでの外からのケアと、なるべく刺激を与えないことが重要だとわかりました。
今までは、今以上にしわを増やさない、深くしないケアが中心でしたが、これからは、できてしまったしわやたるみを改善するケアが主流になっていきます。
早い人はすでに始めています。
あなたのまわりにいる「年齢よりかなり若く見える」「肌が若々しい」女性たちは、もしかしたらすでにもう、目の下ケアを始めているのかもしれません。
目の下のしわ・たるみ対策まとめ
目の下のしわやたるみには、レチノールという成分が効果的なことがわかりました。
一方でレチノールには副作用があり、敏感肌や目元目周りに使うことに抵抗がある人も多いです。
そのデメリットを克服する成分がクリスマムマリチマムという植物エキスであり、これなら敏感肌でも安心して使えるという次世代目元ケアということを、本記事では紹介してきました。
30代以降の目の下や目元には、専用のケアが必要です。
いつまでも若々しい印象でいるために、今日からできるケアから始めてみましょう。