【たけしの家庭の医学】スクレロスチンを減らす骨密度アップ体操で骨粗しょう症予防

たけしの家庭の医学 骨粗しょう症

2018年4月24日放送の【たけしの家庭の医学】は、骨を丈夫にする「簡単!骨密度アップ体操」の紹介や骨スカスカ物質について特集します。

そこで当サイトマミィでも、番組テーマに沿った形で、骨粗しょう症の予防について考えていきたいと思います。

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骨粗しょう症について

はじめに、骨粗しょう症について簡単に解説します。

骨粗しょう症は、骨密度が低下し、骨の中がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。

加齢や運動不足、閉経などが原因となります。

カルシウムやビタミンDだけでは不十分?

骨粗鬆症の予防に役立つ栄養素、つまり骨を強く丈夫にする栄養素を摂るだけでは完全に骨粗しょう症を予防することはできないと番組では呼びかけています。

なんでも、骨を丈夫にするための栄養素をしっかり摂っている人でも、体内で「骨スカスカ物質」が分泌されているために骨密度がどんどん低下してしまうことがあるというのです。

この「骨スカスカ物質」の分泌量を決めるのは運動習慣だといいます。

番組では、「骨スカスカ物質」の分泌が少なかった運動をランキング形式で紹介しています。

破骨細胞の働きを抑えて骨粗しょう症予防

破骨細胞の働きを抑えることが、骨粗しょう症予防には大切です。

破骨細胞とは、骨の新陳代謝のために働く細胞で、反対に骨を作り出すのが骨芽細胞です。

骨は一度完成したら終わりではなく、古くなったら壊され、そして新しく作り直されることを繰り返しています。

 

骨の作り替えのために働いているのが、破骨細胞と骨芽細胞です。

破骨細胞が骨を壊し、その部分を骨芽細胞が修復して新しくすることの繰り返しで骨は成り立っています。

ですが、加齢や運動不足、そして女性の場合閉経して女性ホルモンの分泌が減ると、破骨細胞の働きに対して、骨芽細胞が追い付かなくなってしまいます。

そのため、どんなにカルシウムやビタミンDを摂っていたとしても、骨粗鬆症のリスクが高いままとなってしまうのです。

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骨粗しょう症予防はスクレロスチンの分泌を減らすことがカギ

骨粗しょう症は、破骨細胞と骨芽細胞の働くバランスが崩れることによって起こることはわかりましたが、このバランスにかかわるのがスクレロスチンという物質です。

スクレロスチンは、本来は骨の量が増えすぎないように骨芽細胞の数を減らすために働くものです。

よって、スクレロスチンが増えると骨は活動休止状態となり、結果的に骨がどんどん減っていってしまうのです。

 

新しい骨を作るペースは、骨にかかる衝撃で決まってきます。

衝撃というのは、つまり運動習慣です。

運動不足や座りっぱなしの生活だとスクレロスチンが活性化され、新しく骨が作られなくなってしまいます。

スクレロスチンを減らして骨密度を減らさないようにするためには運動が大切ですが、運動にも効果のあるものとないものがあるそうです。

スクレロスチンを抑える運動

スクレロスチンを抑える運動について紹介します。

スクレロスチンを減らすためには、ジャンプや筋トレなどの、骨に負荷がかかる運動が効果的ということです。

移動の時には、自転車よりも歩いた方がよさそうです。

簡単!「かかと落とし」骨密度アップ体操

番組では、信州大学医学部附属病院整形外科講師の中村幸男先生による、簡単に骨密度がアップする体操が紹介されます。

その方法は、「かかと落とし」です。

やり方はとっても簡単、まずは背筋を伸ばしてまっすぐ立ちます。

そのまま両足のかかとをあげ、つま先立ちになり、ストンと体重をかかとに乗せるようにおろします。

これを1日30回行い、骨に刺激を与えましょう。

まとめ

骨粗しょう症は、若い人でも発症することもあります。

骨粗しょう症予防というとつい、栄養素を摂ることばかり重要視してしまいがちですが、運動習慣も同じくらい大切だと改めてわかりましたね。

食生活での予防は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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