2018年7月24日のたけしの家庭の医学は『温泉で血管の老化を防ぐ』『肝臓の線維化』『つまづき・転倒予防法』です。
そこで当サイトマミィでは、番組テーマに沿って調べたこれらの内容を、わかりやすく紹介していきます。
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血管の老化を防ぐ温泉

血管を若く保つために、温泉が効果的だそうです。
今回は和歌山県の花山温泉がピックアップされていました。
花山温泉は天然の二酸化炭素を含む炭酸温泉です。
この二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉は、血管の健康に役立つ温泉として有名です。
お湯につかると小さな気泡が身体に付き、皮膚から吸収されて血管が拡張され、血圧を下げてくれるのだそうです。
血管の老化を防ぐ温泉の特集は過去にもされており、その時は「酸性泉」が紹介されました。
酸性泉は箱根強羅温泉や草津温泉などが有名で、水素イオンが多く含まれており、殺菌作用に優れた温泉です。
酸性泉には血糖値を下げ、血管を若返らせる働きがあるといわれています。
別の放送回では、塩化物泉である熱海温泉が血管を若返らせると紹介していました。
塩化物泉は、字の通り塩分が大量に含まれている温泉です。
日本温泉気候物理医学会という、医学的見地から温泉を研究する学会によって、熱海温泉には高血圧予防の効果がある可能性が明らかになっているそうです。
酸性泉や塩化物泉、炭酸泉を家庭で再現するには、お酢やバスソルト、炭酸水などを湯船に入れるという方法があります。
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肝臓の線維化を予防する栄養素とは

続いて、肝臓の線維化を予防する栄養素についての特集です。
肝臓の線維化とは、肝臓が損傷した細胞を修復して新しい組織で置き換えようと異常に瘢痕(はんこん)を作り出すことによって起こります。
※瘢痕(はんこん)・・・できものや傷などが直った後に皮膚面に残るあと。
重症化すると肝硬変につながる、怖い症状です。
自覚症状はほとんどありませんが「だるい」「疲れやすい」などの兆候がみられることがあります。
線維化の原因はアルコールの摂取だけでなく、高脂肪や高コレステロール、高血糖なども関係しているということです。
番組では、愛知医科大学病院 肝胆膵内科准教授の角田圭雄先生が、肝臓の線維化についてわかりやすく解説してくれます。
特にアルコールを全く飲んでいないのに、肝臓が異常をきたしているケースをNASH(ナッシュ)といい、肝臓に中性脂肪がたまる脂肪肝の状態に酸化ストレスが加わることで肝臓の線維化が進行していくそうです。
肝臓の線維化を予防する栄養素『BCAA』
肝臓の線維化を予防するために推奨されている栄養は、BCAAという分岐鎖アミノ酸です。
BCAAはバリン・ロイシン・イソロイシンで、BCAAを摂取することで脂肪肝やNASHから肝臓がんを発症するリスクを抑えられる可能性があるといいます。
BCAAは動物性たんぱく質に多く含まれており、特に牛肉やマグロの赤身、卵や牛乳などから摂ることができます。
また、ビタミンCとEも効果的です。
これらのビタミンは抗酸化作用に優れ、実際に病院での食事療法でも摂取を推奨されています。
また、野菜や海藻類を多めに食べるようにして、食べ過ぎによる肥満を解消することも重要です。
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つまづき・転倒予防は背骨が肝心!

つまづきや転倒予防は背骨のS字がポイントだということです。
私たちの体は、横から見たときに背骨が軽く湾曲してS字のカーブを描いています。
背骨がカーブしていることによって重たい頭を支えて、2足歩行することができるのです。
ところが、加齢や運動不足で腹筋や背筋の力が弱ってくると、背骨がだんだん曲がってしまい、重心のバランスがとりづらくなっていきます。
すると、つまづきや転倒しやすくなってしまうのです。
歩幅検査でチェック
番組では歩幅検査をして危険度をチェックしていきます。
やり方は、普段通りに歩いて、歩幅が身長×0.45を超えていなければ、つまずきや転倒の新原因があるとはんだんされるということです。
座布でS字カーブ回復
禅寺の住職たちが使う座布(ざふ)の理論が、今医学界で注目されているそうです。
座布とは、座禅を組んだ時にお尻の下に入れて正しい姿勢を保つ丸い座布団のようなもので、座布を使うと腹筋と背筋に自然と力が入るため、背骨がきれいなS字に整えられるということです。
一般的には直径30cm前後の座布が多いようですが、バスタオルをくるくると折りたたんでお尻の下に入れても代用できます。
座布にお尻をのせ、あぐらをかいてお尻と両ひざの3点で体を支えるのがポイントです。
まとめ
今回は、血管の老化を防ぐ温泉、肝臓の線維化、背骨のS字回復についての内容でした。
すでに何回か繰り返されるテーマでも、毎回新情報があるので興味深いですね。
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