子供のどもり【発達性吃音】は遺伝やストレスが原因?原因や治し方まとめ

子供 どもり

子供のうちはみんなおしゃべり好きですが、中には話すことが苦手という子もいて、原因が「じょうずに話せないから」という場合があります。

一般に「どもり」と言われる吃音の兆候や原因、治し方などについて調べてみました。

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どもりとは

どもりとは、正しくは「吃音症」という病気です。

吃音症にみられる言語症状は、大きく分けて3つあるといわれています。

1.連発(語音・音節の繰り返し)

「ききききのう」「ぼぼぼぼくは」など、頭の音を繰り返す

2.伸発(引き伸ばし)

「き~のう」「ぼ~くは」など、最初の音を引きのばして言う

3.難発(ブロック)

最初の一語がなかなか出ずに、声帯を閉鎖させて「うっ」となるような感じの言い方がみられる

 

このような症状を吃音とよんでいます。

吃音の発生率は子供の約5パーセントといわれ、男女比では圧倒的に男子に多いとされています。

2歳から5歳位の幼児期に始まる例が多く、その9割が突然に始まる原因不明の発達性吃音です。

ちなみに発達性吃音と対比して、失語症など言語に障害によるどもりや、心理的に大きなショックを受けたことによる心因性吃音などは獲得性吃音とよび、子供の発達性吃音と区別して考えられています。

どもる原因

どもりの原因は未だ解明されていないそうです。

ですが、今のところ原因は一つではなく、様々な要因が重なって発症するのではないかという考えが主流のようです。

その子が持つもともとの素因的なものをベースに、発達的な要因、環境的な要因などコミュニケーションの環境や親の育て方などが複雑に絡み合っているのではないかということです。

親のどもりは幼児に遺伝するか

近年、どもりに関係する遺伝子の研究が進められているようです。

『吃音者がいる家系の遺伝子座12q23.3を分析したところ、パキスタンではGNPTAB遺伝子の変異、アジアおよび欧州ではGNPTG遺伝子の変異が吃音者で認められた。これらの遺伝子は、欠失するとリソソーム貯蔵障害を発症する酵素群をコードしており、吃音がリソソーム代謝を制御する遺伝子の変異と関連していることが示された。

文献:Kang C et al. Mutations in the Lysosomal Enzyme?Targeting Pathway and Persistent Stuttering. NEJM. February 10, 2010』

このような発表がある一方で、遺伝は関係なくあくまでも環境だと主張する研究者も多くいます。

ただ、家族に吃音者がいる家庭で育った子供は、吃音になる確率がそうでない家庭に比べて高いというデータはあるようです。

でも確実に吃音遺伝子が特定されていない現状では、それが遺伝によるものなのか環境によるものなのかは判断が難しいようです。

いずれにしても発達性吃音は、小学校入学前後で平均50%位の子が自然に、あるいは軽い指導でよくなるといわれていますので、遺伝かもと悩むより改善方法を考えてあげましょう。

どもりの兆候

子供の吃音症を早期発見するには、兆候に気づいてあげることが重要です。

ほとんどの子供に多く見られる症状に、「ぼぼぼぼく」などの連発という語音・音節の繰り返しがみられます。

最初に紹介した伸発や難発などのパターンもあります。

やがて、これらの症状に反応するように2次性症状というのが現れるようになります。

 

言葉が出にくい時に他の動作を交える(腕を振る、首を振る、頻繁にまばたきするなど)ようになったり、「あのー」「えーっと」などわざと間をあけたり、言いにくい言葉を避ける(「お箸をとって」というところを、「それとって」と言い換える)ようになります。

幼児は無自覚でも、成長するにつれて周りにからかわれたり、指摘されたりすると、話すことに自信がなくなってしまったり人前に出ることが苦手になってしまうことも多いので、これらの兆候に気づいたら専門家に相談するなどして早めに対処してあげた方がいいですね。

どもりの治療

どもりの治療はどのように進めるのでしょうか。

幼児の吃音の場合、家庭での接し方が大きなポイントになるようです。

親は心配するあまり、子供がどもったりゆっくり話したり、または早口で話したりするとつい注意してしまいますよね。

すると、「自分の話し方が悪いと思い込む→言葉に詰まる→親に注意される→余計に話すことに緊張してしまう」という悪循環をたどります。

子供がどもっても言葉に詰まっても、根気よく子供のペースに合わせて会話してあげることで改善していくことも多いようです。

それでも効果が出ないときには専門家に相談するという方法があります。

子供のどもりの治療はどこに相談すればいいか

どもりの治療は言語療法士が専門になります。

診療科は鼻咽喉科や神経内科、リハビリテーション科が該当します。

近所の病院に言語療法士がいなくても、かかりつけの耳鼻科や小児科の先生に相談すれば、言語療法士のいる病院を紹介してくれる場合もあります。

保健所の健康相談を利用しても良いでしょう。

 

大人の治療は発音の練習や矯正などですが、子供の治療はメンタル的なケアが重要視されます。

親が悩みすぎていると、子供はさらに罪悪感を抱えてしまい自己否定につながってしまうので、一人で抱え込まずに苦しくなったら専門家を頼ることも視野に入れた方がいいかもしれません。

子供のどもり まとめ

自然に治るとは言われても、今子供にどもりの症状があったらやはり心配になりますよね。

決してしてはいけないことは、どもりについて怒ることや責めることです。

無理に言い直させたリするのも逆効果だと言います。

子供がリラックスして話せるような心の余裕を持ち、徐々に改善してくれればいいやという気持ちでいたいものですが、難しいようなら専門家に相談するという選択肢もあることを思い出してくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

natsumi

40代のベテランシングルマザー、高2の娘と中1の息子とは友達親子です! 子供と話していると気持ちまで若返ってくるので、家族だんらんが私の元気の素ですね。