子供とスーパーに行った時、お菓子コーナーを避けて通ったつもりがレジ前のガム・キャンディコーナーで火が付く「これ買ってー」攻撃にお手上げ!というママのための、子供のおねだり対処法です。
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これやってませんか?ついやってしまいがちなダメダメスパイラル
子供のおねだりにママはどう対処すればよいのか、子供の心理を理解しながら考えていきましょう。
スーパーの床に座り込んで、欲しいお菓子を握りしめたまま泣きわめく子供の姿、見たことありますよね。
そこまでいかなくても、買い物に行くたびあれ買ってこれ買ってという子供のおねだりは、どのママも経験されているのではないでしょうか。
なぜ子供が、みんながみんな同じようにこのような行動をとるのか、子供の気持ちになって考えてみましょう。
お店に並ぶ色とりどりの商品は、それだけでも子供の目に新鮮に映るものです。
それが、お菓子やおもちゃなど、子供にとって興味のあるものだったら「欲しい!」と思うのは当然です。
商品を見て瞬間的に興奮し、本能的な感覚で「欲しい」と思っている状態なので、この時の「欲しい」に理由はないのです。
子供がAという商品を「欲しい」と言ったとき、ママが理由も聞かずに「駄目よ」と言ったとします。
たまたま子供の目に入ったのがAだっただけで、子供はAがどうしても欲しかったわけではありません。
すると子供は次に目についたBを「欲しい」と言います。
BがだめならC、次はDというように、ママが音を上げるまで数撃ちゃ当たる作戦に出るわけです。
我慢がきかない子だと、ここで泣いたり喚いたりということになるわけですね。
耐えられなくてママが買ってしまうと、子供は駄々をこねれば買ってもらえることを覚えてしまいます。
そうならないために、ママは毅然とした態度で振舞いましょう。
子供の気持ちを理解するのに大切なのは、「受容」と「共感」です。
受容というのは、子供の気持ちをそのまま受け容れること。
共感は、子供の気持ちに寄り添うことです。
子供が、「Aが欲しい」と言った時、ママはまず子供の欲しい気持ちを受け容れます。
ママ「そうなの、Aが欲しいんだね」
子「買って」
ママ「Aが欲しいから、買ってもらいたいのね」
子供の「Aが欲しいから、買ってもらいたい」
気持ちに寄り添う、これが共感です。
ここからが大切なのですが、買わない場合は、なぜそれを今買ってあげないかという理由をきちんと説明します。
「この前同じようなもの買ってあげたでしょう」
「お家にまだ、お菓子あるでしょ」
「それは○○ちゃんにはまだ食べられないよ」
次に子供の「でも・だって」が来ると思いますが、一度ダメと言ったことは貫いてくださいね。
「欲しい」→「欲しい気持ちはわかった(受容)」→「買って」→「欲しいから買ってもらいたいこともわかった(共感)」→「ダメ(ママの判断)」→「ダメな理由の説明」
これで終わりです。
ダメなものはダメ、もしここで子供が騒ぎ出したら、その場から離れさせましょう。
ここでママが揺らいでしまうと、子供は騒げば買ってもらえると思ってしまって悪循環です。
子供が騒ぎ出すと、周りに迷惑をかけたくないという気持ちからついつい負けてしまいそうになりますが、ダメなものはダメと貫き通す姿勢を日頃から植え付けることで、子供も学んでいくのです。
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お菓子の場合
お菓子をおねだりされた場合の、対処法です。
子供がお菓子を欲しがった時、100円や200円のものならつい「いいよー」と言ってしまいがちですよね。
毎日その日に食べるお菓子を買う、という習慣だったらいいのですが、そうではなく、なんとなく目に入ったから欲しくなったという場合にはきちんと「ダメ」という必要があります。
幼児期のおねだり対策は、計画的に買い物することを覚えるチャンスであり、これは将来のお金の使い方などにも影響してきます。
まず第一は、お店に入る前に「今日はお菓子は買わないよ」という約束をすることです。
この時点でごねるようであれば、買い物自体取りやめてしまうくらいの気持ちで約束してください。
これだけで効果のある子供もいますが、いざお店に入るとやっぱり欲しがってしまう子供も多いですね。
次は、受容と共感です。
欲しい気持ちを受け容れ、共感を示した後に「でも、お店に入る前に今日は買わないお約束したよね」と約束を持ち出します。
子供も、約束を破ってはいけないことはこれまでの人生で学んできています。
約束をしたから、という言葉はとても効果があって、子供も自分が口にした約束だから簡単には覆せません。
それでも騒ぎ出してしまったら、何も買わずにお店を出ちゃいましょう。
約束を破ると他のお買い物もできなくなる、ということを体験で覚えさせるのです。
ママにとってはちょっと面倒ですが、子供の金銭感覚を養うためと思って、頑張ってくださいね。
おもちゃの場合
おもちゃをおねだりされた場合の対処法です。
お店だけでなくCMや雑誌などでも、面白そうなおもちゃをたくさん目にする機会がありますね。
おもちゃの場合、単価も高いしかさばるものも多いので、日頃から「特別な日に買うもの」だという意識を植え付けておくことが大切です。
我が家では、誕生日とクリスマスにしています。
そうすれば「☆が欲しい」と子供にねだられても、「じゃあお誕生日だね」と一言で終わります。
もしお店のおもちゃコーナーで欲しくなってしまったら、展示品で遊ばせます。
それで「もっとたくさんこれで遊びたかったら、お誕生日に買ってあげるからね」と言って引き揚げましょう。
でも、少し大きくなってくると「友達みんな持ってるから」「あれがないと仲間に入れてもらえない」などと言い出すことがあります。
「友達みんな持ってる」→「みんなって誰?」みんなの名前をあげさせて、「じゃあそれ以外の子と遊べばいいじゃない」とか「貸してもらえばいいじゃない」と、それがなくてもみんなと遊ぶ方法を提案してあげましょう。
「仲間に入れない」→「無理に入ることはないんじゃない?」子供の事情もあるのはわかりますが、そのおもちゃがないと絶対に仲間に入れないなんてことはあり得ないと、私たち大人ならわかりますよね。
よそのお家はそうかもしれないけれど、うちにはうちのルールがあることを日頃から言い聞かせておくことが大切です
買ってあげないというわけではなく、買ってあげるのは年に2回。
きちんとこうした決まりを作っておけば、子供もどうしても欲しいものを厳選するし、買ってもらったものも大切にします。
気長に根気強く言い聞かせることが大事
ここに紹介した方法は、残念ながら即効性はないかもしれません。
おねだりの対処は、ママが気長に根気強く続けていく必要があります。
日頃から子供に「ママの言うことは絶対」という観念を持たせることが大切です。
そのためには、ママが感情でものを言ってはいけないし、客観的な判断力も必要です。
ママがダメと言ったらダメなんだ、と子供が理解すれば、徐々に無理なおねだりはしなくなっていくものです。
ただし、本当に欲しい物やたまのご褒美に「今日は●●買ってもいいよ!」という日も作ってあげてくださいね。
子供は、ママのお金の使い方を見て育っていくのです。
まとめ
子供のおねだりにどう対処するかで、その子の将来のお金の使い方が変わってきます。
お金の使い方だけでなく、自分に必要なものとそうでないものの見分け方や、物を大切にする気持ちなど、生きていくうえで必要なことを覚えていくんですね。
ママも、その時の気分や一時的な感情で買い与えるのはやめて、子供の将来のために頭で考える買い物を教えていきましょうね。
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