主治医が見つかる診療所で紹介された、サチャインチオイルというオメガ3オイルがすごいんです。
サチャインチオイルとはどういうオイルなのか、どんなところがすごいのか、番組で紹介しきれなかったところもすべて徹底解説します!
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サチャインチオイルとは
サチャインチオイルとは何かについて、説明していきます。
サチャインチオイルは、ペルーアマゾン熱帯雨林に昔から生息する蔓性常緑樹の実、サチャインチの種子から搾った油です。
インカインチオイル、グリーンナッツオイルという商品名で販売されているものもありますが、どれも原材料は同じです。
原料となるグリーンナッツは星形をしたかわいらしい実で、種子からオイルが採れるほか、種を炒ったり葉は調理したり様々な食べ方がされています。

オイルを採るようになったのは2000年くらいからで、日本では2006年頃から普及され始めたといわれる、比較的新しいオイルなんですね。
ペルーでは現地健康増進プログラムとして、妊婦の栄養食に推奨されているくらい栄養価の高い食物なんです。
そうは言われても「でも、オイルでしょ?なんだか太りそう」と思った方のために、太らないオイル「オメガ3」について説明しますね。
オメガ3オイルについて
オメガ3オイルとは、体内で生成することはできないけれど人が生きていくうえでなくてはならない必須脂肪酸で、健康と美容のために様々な良い働きをしてくれます。
主な効果は、炎症を抑えたり、血管を柔らかく保ち血液をサラサラにしたり、脳を活性化したりがんの抑制にも効果があるとされています。
とてもサラサラした油で、中性脂肪を減らす働きもあることが「太らない」油だといわれる理由です。
DHA・EPAという言葉を聞いたことはありませんか?
血液がサラサラになるとか脳を活性化するとか言われている青魚の油の成分ですが、これこそがオメガ3です。
魚に含まれる動物性のオメガ3はDHA・EPAですが、サチャインチオイルなど植物性のオメガ3はαリノレン酸という形で存在し、体内でDHA・EPAに合成されます。
植物性のオメガ3は、えごま油や亜麻仁油などが有名です。
油を摂取するときのバランス
油は1g9kcalもあるので正しく摂らないと太る元です。
ですが正しいバランスで摂取すると、身体に取り込んだ余計な油を排出してくれる働きをしたり、健康促進に役立ったりしてくれるのです。
先ほど、オメガ3は必須脂肪酸と言いましたが、必須脂肪酸にはオメガ3の他にオメガ6というものがあり、これらを1:4のバランスで摂るのが理想だとされています。
オメガ6はべにばな油やコーン油、ごま油、サラダ油などで、これらはそれほど意識しなくても普段から口にする機会が多い油ですね。
一方オメガ3はサチャインチオイル、亜麻仁油、えごま油、イワシやマグロなど青魚などに含まれていますが、よほど意識しない限り摂るのが難しい油なのではないでしょうか。
現代人の欧米型の食生活では、理想のバランス1:4を大きく外れる、1:10~40くらいであるといわれています。
現代人にアトピーや花粉症などのアレルギー症状が目立つのは、一つにオメガ6過多の食生活による影響だともいわれています。
オメガ6には、アレルギー促進や炎症促進、血栓促進作用があるからです。
一方、オメガ3は、アレルギー抑制、炎症抑制、血栓抑制とまったくその逆の働きをします。
だからオメガ3を摂るとアレルギー症状が緩和される、などといわれるのです。
かといってオメガ6が悪い油というわけではなく、オメガ3とのバランスが大切なのです。
1:4のバランスで存在するときが一番体がベストな状態になるので、このバランスを保つためにはオメガ6を減らしつつオメガ3を積極的に摂る、という気持ちでいるのがちょうどいいということです。
サチャインチオイルの特徴

いよいよサチャインチオイルの特徴に迫ります。
このオイルの凄いところは、αリノレン酸含有率50%、さらに抗酸化力のあるビタミンEを100g中200mgも含んでいるところです。
何がすごいかというと、サチャインチオイルスプーン一杯で、1日に必要なオメガ3が摂れてしまうんですよ!
そして最大の特徴は、リノール酸とオレイン酸の配合バランスが良いので、オメガ3ではタブーとされていた加熱調理もOKなんです。
亜麻仁油やえごま油は熱に弱いので、食べ方もドレッシングにするとか、納豆や冷めた味噌汁にかけるなどあまり使い勝手がよくないのが弱点でしたが、サチャインチオイルにはそれがありません。
また、他のオメガ3が酸化しやすいのに対し、サチャインチオイルはビタミンEを豊富に含むので酸化にも強い!
100度以下で短時間調理が可能ということなので、炒め物や蒸し物などにも使えて便利です。
※フライパン調理なら5分以下、電子レンジ加熱なら10分以下を目安としてください。
これなら、普段使っている油を置き換えたりすれば簡単にオメガ3が摂れますね!
もちろんそのままでも風味のあるオイルなので、ドレッシングやパンにつけて食べても美味しいですよ。
熟す前の青っぽいナッツのような香りです。
サチャインチオイルでもう一つ注目したいのが、パルミチン酸です。
パルミチン酸は強い抗酸化作用がある飽和脂肪酸で、ビタミンAを安定させる効果があるので、しわを抑えたり、過剰な皮脂の分泌を抑制してニキビを予防したりなど、美肌にとても効果的です。
さらに善玉コレステロールを増やして動脈硬化の予防にも働きます。
サチャインチオイルのデメリット
これまでサチャインチオイルのすごいところにスポットをあげて取り上げてきましたが、当然デメリットもありますので隠さず紹介します。
栄養・効果・成分的には申し分ないサチャインチオイルですが、たった二つだけ弱点があります。
一つは、値段の高さです。
100g1000円前後と、サラダ油やオリーブオイルに比べるとかなりコスパ悪いです。
だから今まで使ってた油をすべてサチャインチオイルに置き換えようとしたら、相当食費が上がってしまいます…
当然、揚げ物なんてもったいなくて使えません。
二つ目は、手軽に買えないこと。
知名度は上がってきましたが、まだまだスーパーでおいているお店はあまりないので、一般的にはネットで買うしかありません。
楽天やアマゾンで売っています。
まぁ、油は重いので逆にネット通販の方がいいかもしれませんが ^^;
このようなマイナス面もあるので、大量の炒め物はオメガ6を使って、ちょっとした料理にサチャインチオイルを使うなど、うまく取り入れるのがいいかもしれないですね。
サチャインチオイル まとめ
サチャインチオイルについて取り上げてきましたが、メリット・デメリットをまとめると
<メリット>
・オメガ3(αリノレン酸)が豊富で美容・健康効果が高い
・ビタミンEの作用で抗酸化力に優れている
・加熱に強い
・おいしく使いやすい
<デメリット>
・値段が高くコスパが悪い
・置いているお店が少ないのでネット通販でしか買えない
このようなことがわかりました。
オメガ3に興味はあるけれどサプリは抵抗がある、自然に食べ物から摂り入れたいという人は、一度試してみてもいいかもしれません。
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