生理の時、同時に腰に痛みを感じる女性は多いです。
温めたりマッサージをしても、どうしても効かないときは薬に頼りたくなるもの。
できるだけ体に負担がかからないように、生理痛と腰痛一緒に緩和できる薬があったらいいですよね!
ここでは生理痛と腰痛二つの悩みを同時に解消してくれる薬をご紹介します。
スポンサーリンク
生理痛の原因
生理痛の原因を簡単に説明しますね。
女性は、約28日周期で子宮内膜という赤ちゃんを育てるためのベッドを作り、妊娠(着床)しなかった場合はそれが血液と一緒に体外へ排出されます。
これが生理(月経)です。
子宮内膜と血液を排出するために子宮が収縮する時に起こる痛みが、生理痛の主な原因です。
また、冷えやストレスなども生理痛をひどくする要因になります。
腰痛の原因
腰痛の原因はさまざまありますが、ここでは生理中に限定した腰痛について説明します。
まず、生理中の子宮収縮による痛みが腰にまで影響する場合があること。
そして生理中は骨盤が開くので、骨盤の広がりによって腰が痛くなること。
生理中は黄体ホルモンの影響で骨盤内の血流が滞ってしまうため、腰が重く感じられること。
このようなことが、生理中に腰に痛みを感じる原因として考えられます。
生理痛と腰痛に効果のある薬
生理痛と腰痛がどうしてもひどい時、痛みを緩和してくれる市販薬です。
生理時の痛み止め薬は、成分により何種類かあります。
体質やアレルギーの有無、他の薬との飲み合わせなど、自分の体に合ったものを選んでくださいね。
何を飲んでいいかわからない場合は、ドラッグストアで薬剤師さんに相談すれば、きっとあなたの症状にピッタリのお薬を選んでくれると思います。
アセトアミノフェン系
アセトアミノフェンは、脳に働きかけて痛みを緩和する薬です。
胃腸に優しく、比較的安全に使えるメリットがありますが、効きが穏やかなので痛みが強い場合や体質によっては効かない人もいます。
製品
- バファリンルナJ(ライオン)
バファリンルナJは市販の鎮痛薬には珍しく、15歳以下の女児でも飲むことができます。
イブプロフェン系
痛みの原因物質であるプロスタグランジンの生成を抑える薬です。
比較的多くの方が効き目を実感できるのが特徴です。
また、エルペインコーワは生理痛専用薬として、下腹部痛に直接作用するお薬です。
製品
- リングルアイビー(佐藤製薬)
- イブ、イブA錠(エスエス製薬)
- バファリンルナ(ライオン)
- エルペインコーワ(興和)
アスピリン系
古くから解熱鎮痛薬として世界中に親しまれている薬です。
ただし15歳未満には使えないこと、体質によってアレルギー反応が出る人がいることなど、服用には注意が必要です。
製品
- バファリンA(ライオン)
- バイエルアスピリン(バイエル)
- エキセドリンA錠(ライオン)
- ケロリン(内外薬品)
エテンザミド系
エテンザミドはアセトアミノフェンやイブプロフェンなど、他の成分と一緒に配合されることが多いです。
アスピリンと似た効き方をしますが、胃への負担や副作用の危険性が低いことが特徴です。
製品
- ノーシン(アクラス)
- 新セデス錠(塩野義製薬)
ロキソプロフェン系
ロキソプロフェンナトリウム水和物が、痛みや熱の原因物質を抑えます。
眠くならず、効きが早いのが特徴です。
製品
- ロキソニンS(第一三共ヘルスケア)
「生理痛で婦人科を受診すると処方してくれる薬」として人気のあったロキソニンですが、2011年からロキソニンSとして市販薬が登場しました。
まとめ
生理痛、生理痛からくる腰痛は月に1度とはいえ、それが3~4日続くとなるとつらいものです。
それでも仕事や家事を休めないママにとって、いざという時の痛み止め薬は頼りになる存在。
お守りとして持っていると安心ですね。
ただ、薬がないと動くこともできない、薬を飲んでも良くならないという場合には、もしかしたら他に原因がある可能性があります。
そんな時は無理せず、早めに婦人科を受診しましょう。
スポンサーリンク