2017年5月8日放送の、主治医が見つかる診療所SP【最新!脳育法で若返る&認知症を完全回避せよ】は、将来認知症にならないための最新・最強の脳育法を紹介するスペシャルです。
たった3分で認知症チェックができる方法や、インナーマッスルを強化して脳を活性化するといわれる大注目の腰掛タップダンスについても詳しく調べてみました。
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認知症について
はじめに、認知症とはどういう症状をいうのか説明します。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態です。
65歳以上の高齢者のうち、認知症を発症している人は15%といわれ、認知症の前段階である軽度認知障害の数と合わせると、65歳以上の4人に1人が認知症およびその予備軍ということになるといわれています。
一般的に認知症は、以下の4つに分類されます。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管型認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
認知症の約60%はアルツハイマー型認知症だといわれ、認知症の中で一番多く、男性より女性に多いのが特徴です。
アルツハイマー以外での認知症患者数は横ばいなのに対して、アルツハイマー型認知症はどんどん増加しているといいます。
アルツハイマー型認知症の症状
アルツハイマーの最も特徴的な症状は、記憶障害です。
ただの物忘れと決定的に違うのは、「やったこと自体を覚えていないため、思い出すことができない」ということです。
ただの物忘れの場合、忘れていることを指摘すると「あ、そうだった!忘れていた」と思い出すことができますが、アルツハイマーの場合には体験そのものを記憶することができないので本人には「忘れている」という自覚はないのです。
わずか3分で認知症を早期発見する方法
番組では、たった3分でアルツハイマーと物忘れを判定する方法が紹介されます。
一般的に、3分でできる簡易認知症自己診断に、RDSTテストというものがあります。
RDSTテストとはRapid Dementia Screening Testの略で、2つの質問に答えるだけでわずか3分で80%の確率で認知症患者を判別できるという新しいスクリーニングテストです。
ではさっそく紹介しましょう。
重複する回答が複数ある場合は1個と数えます。
制限時間は1分です。
制限時間はありません。
1. 209
2. 4054
3. 六百八十一
4. 二千二十七
問1は14以上で8点、11~13で6点、8~10で4点、5~7で2点、4以下は0点です。
問2は各1点で、問1と問2の合計が7点以下の場合には認知機能の低下が疑われ、4点以下のとき陽性的中率はほぼ100%となり認知症の可能性が極めて高いと言えるんだそうです。
このほかにも、認知症の早期発見には、いろいろな簡易テストがあります。
岩手医科大で実施されているのは、「最近のニュースはどんなことがありましたか?」という質問に答えさせるというもので、最近気になるニュースはないと答えたり、古い話をしたり、ニュースは見ないなどその場を取り繕うような返事をした場合には認知症が疑われるそうです。
スペイン・ミシェル・セルヴェ大学病院のTirso Ventura氏などによる報告では、たった二つの質問で認知症を早期発見できるとしています。
その質問は、「あなたは何歳ですか」「あなたは何年生まれですか」というもので、一見すごく簡単で「こんなことでわかるの?」と思うかもしれませんが、これらの単純な質問は現在までに報告された最善な方法だと述べているそうです。
鷹悠貴が教える腰掛タップダンスで脳を活性化!
腰掛タップダンスでインナーマッスルを鍛えて脳を活性化することが、認知症予防に効果的だといいます。
腰掛タップダンスとは、三洋電機株式会社の元会長・井植敏氏が考案した椅子に座ってタップを踏む新しいタップダンスです。
井植敏氏は、80歳を超えた現在でも腰掛タップダンスで足腰を鍛えることで、ゴルフのスコアもUPして衰えも気にならなくなったとのこと。
番組では、腰掛タップダンス事務局チーフインストラクターの鷹悠貴さんがレクチャーしてくれます。
鷹悠貴さんは、宝塚歌劇団73期生の男役の元タカラジェンヌです。
大阪・京都・奈良のカルチャーセンターで行われている腰掛タップダンスのスクールでは、実際に彼女からレッスンを受けることも可能です。
腰掛タップダンスのメリット
腰掛タップダンスのメリットは大きく3つあります。
1.下半身全体の筋肉を鍛える
座りながらの運動なのに、腹筋・太もも・ふくらはぎ・足首など下半身全体の筋肉を鍛えることができます。
お腹や太ももには大きな筋肉があり、そこを鍛えることで足腰が丈夫になります。
上半身の振り付けを加えると全身運動にもなり、さらに運動効果がアップします。
2.転倒やつまずきの防止
ステップを踏むことで硬くなりがちな足首が柔軟になり、転倒やつまずきの防止になります。
足腰の弱った高齢者は転倒すると骨折しやすく、そのまま寝たきりになってしまうと認知症のリスクも高くなります。
腰掛タップダンスはそういったことを予防することができるのです。
3.認知症や物忘れの予防
音楽に合わせてステップを覚えるので脳が活性化されます。
認知症の予防として、一度に複数の動作をすることは大変効果的と言われています。
また、音楽に合わせて振付を覚えたり、練習を重ねて上達する喜びは心の刺激になるので、精神面からも認知症の予防にはとても効果的と言えます。
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認知症を予防するための生活習慣
認知症を予防するためには、生活習慣にも気を付けることが大切です。
柱となるのは、食事・睡眠・運動です。
認知症予防の食事
認知症予防のために積極的に摂りたい栄養素は、青魚に多く含まれるオメガ3という必須脂肪酸です。
オメガ3は、DHAとEPAから成り、特にDHAは脳に多く存在する成分なので認知症予防のためにたくさん摂るといいと言われています。
オメガ3は毎日の食事から摂るのが望ましいですが、なかなか難しいという人には手軽に摂れるサプリメントがおすすめです。
参考サイト:オメガ3サプリメントのおすすめ!オメガ3系脂肪酸総合サイト
また、最近認知症の改善や予防に効果があると大注目のプラズマローゲンをとり入れることも効果的といえるでしょう。
睡眠
認知症と睡眠には深いかかわりがあるといわれています。
認知症の多くはアミロイドβとタウタンパク質の蓄積によって引き起こされる脳神経細胞の死滅が原因ですが、熟睡できない状態が続くと、脳髄液によるアミロイドβの排出量が減少し蓄積しやすくなってしまいます。
認知症予防のためには、質の良い十分な睡眠が大切といえるでしょう。
関連記事:ガッテン!で話題のデルタパワーとは?質の良い睡眠と血糖値の関係
運動
運動で筋肉を刺激する事により血液中の成長ホルモン量が増加すると、脳の海馬(記憶に関係する部分)で脳由来神経栄養因子と言われてる神経系液性蛋白質の分泌が促進されます。
脳由来神経栄養因子は脳神経細胞の生存と成長に大きく関わっているため、認知症予防にはとても大切な物質です。
毎日継続して運動することが大切なので、1日に30分~1時間程度のウォーキングなど無理のない運動を生活に取り入れてみましょう。
認知症予防のまとめ
認知症の早期発見方法や、脳を活性化する方法はどんどん進化しています。
つねに最新情報をチェックして、日頃から認知症にならないための生活を心がけることが大切ですね。
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