2018年11月20日放送、林修の今でしょ!講座は『「みかん」&「おでん」の健康パワーを徹底解明!SP』です。
みかんには「血管や骨を強化する力」が、そしておでんには「免疫力を高める力」があることなど、次々と明らかにされます。
そこで当サイトマミィでも、番組で特集する「みかん」と「おでん」の栄養素やその力について調べてみましたので紹介いたします。
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もくじ
みかんの栄養Q&A
番組では、みかんを好んで食べる健康長寿の皆さんから、血管や骨を強化する理にかなった栄養パワーを解き明かしていくとう内容です。
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版」によれば、『果物の摂取量が多い、またはよく食べている人ほど、「脳卒中や心筋梗塞死亡率が低い」「糖尿病予防にもいい」、かんきつ類の摂取頻度が多いほど「総死亡率が低い」、また、果物の摂取量が多いほど「高血圧有病率が低い」』というデータが明らかになっているようです。
そこで、番組で紹介されるQ&Aから、その答えを探っていきましょう。
Q.1日〇個のみかんを食べると動脈硬化のリスク減!?
A.厚生労働省の食事バランスガイドでは、1日200gの果物摂取が推奨されており、その量はミカンだと2個にあたります。
動脈硬化性疾患予防ガイドラインでも、みかんをはじめとする柑橘類など、糖質含有量の少ない果物の摂取を推奨すると記載されています。
みかんには、カリウムという塩分を排出する作用のあるミネラルが含まれるので、高血圧を予防する働きがあると言われています。
また、動脈硬化性疾患の予防には食物繊維の摂取を増やすことも推奨されていますが、実は食物繊維はみかんにも豊富に含まれているのです。
Q.みかんの○○が糖尿病を防ぐ!?
A.糖尿病や高血糖は、血糖値の急激な急上昇がリスクとなりますので、血糖値の上昇を緩やかにすることによって、糖尿病のリスクを抑えられる可能性は高くなります。
みかんの水溶性食物繊維には、食後血糖値の急上昇を抑える働きなどが期待できます。
Q.甘いみかんと酸っぱいみかんの栄養の違いは?
A.みかんの酸っぱさは「クエン酸」という、酸によるものです。
糖度の違いによる糖質量の多少はありますが、ビタミン量の違いは甘さとは関係ないようです。
最近のみかんは品種改良によって、クエン酸が豊富でありながらも甘いものもあるということです。
Q.スジに隠された意外な栄養効果とは?
A.みかんの房についている白い筋は、ヘスペリジンというビタミン様作用物質が含まれています。
ヘスペリジンには、毛細血管を強化し、ビタミンCと一緒に血圧の上昇を抑制する効果があるほか、中性脂肪を分解する働きもあるようです。
ビタミン様作用物質とは、ビタミンと同じ働きをする物質のことです。
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最強のみかん【温州みかん】
温州みかんは、みかんの中でも最強の栄養素とパワーを持つと言われています。
カゼ予防だけでなく、がん予防、骨粗しょう症予防に効くと解明された、βクリプトキサンチンを含む果物こそ、温州みかんなのです。
βクリプトキサンチンは、温州みかんで特に含有量が多く1個当たり1~2mg程度含まれ、その含有量はオレンジやレモン、グレープフルーツなどの他の柑橘類の約60倍以上にもなるということです。
βクリプトキサンチンと健康の関係については、こちらのページで詳しく解説していますのでご参照ください。
おでんの免疫力とは!?
おでんが免疫力に及ぼす健康効果を、特にインフル・ノロウイルスに効果があるというメカニズムから、健康長寿の好きなネタランキングをもとに探っていきます。
おでんは煮込んでいるうちに、だしと種ものの旨みがからみ合って、特有のおいしさ変化していくとともに、素材の栄養素も引き出されていきます。
当サイトマミィでは、おでんのネタで特に人気の高い、がんも・玉子・昆布・ちくわ・ロールキャベツについて調べてみました。
がんもの栄養
がんもどきは、水気をしぼった豆腐にすったヤマイモ、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンブ、ギンナンなどを混ぜ合わせたネタを揚げたものです。
豆腐のたんぱく質を主成分に、野菜の食物繊維、ミネラル分、カロテンなどが豊富に含まれます。
たまごの栄養
完全栄養食といわれるほどのたまごは、体を構成する筋肉や組織の材料となるアミノ酸の構成が良質なうえ、おでんの具材に加わると、黄身の部分までだしが浸透しておいしくなります。
昆布の栄養
昆布に含まれるグルタミン酸には、魚介の旨みや野菜に含まれる旨み成分を引き立たせる役割があるので、塩分を控えてもおいしいダシがとれます。
カルシウム、マグネシウム、カリウム、ヨウ素などのミネラル分や、フコイダンと呼ばれる多糖類が多く含まれます。
ちくわの栄養
ちくわは、白身魚のすり身を練って作った加工食品です。
白身魚に多く含まれる良質なたんぱく質は、筋肉や骨・血液の素になるほか、ホルモンや酵素など、体のさまざまな調節機能や免疫をつくる欠かせない成分です。
ロールキャベツの栄養
おでんの中で煮込んでも煮崩れしにくいロールキャベツは、食物繊維としての特性だけではなく、旨みの元となるグルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸を多くふくみます。
おいしさだけではなく、栄養的にも優れたネタといえるでしょう。
まとめ
今回の今でしょ講座は、「みかん」と「おでん」の特集でした。
これから寒くなる季節、みかんとおでんが食卓にのぼる機会が増えそうです。
少しでも栄養知識をもって食べると、食卓の話題も盛り上がりそうですね。
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