2018年4月25日のガッテン!のテーマは『貧酸』です。
女性の2割、男性の1割が、ある栄養素の不足によって体調不良を感じているといわれています。
そこで当サイトマミィでは、番組テーマに沿ってこの栄養素と貧酸の関係について調べてみました。
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貧酸とは?
番組で出てくる「貧酸」について解説します。
貧血ってよく聞くけど、貧酸なんて耳慣れないですよね。
貧酸は、体の中の酸素が少なくなっている状態をいいます。
番組では上島竜兵さんや指原莉乃さんなどゲストが、機械に指を挟んで何やら測っていましたね。
あれは血液中のヘモグロビンの量を測っていたのです。
ヘモグロビンとは、赤血球に存在する酸素の運搬役です。
成人女性では12以上、成人男性では13以上が一般的な目安といわれています。
(単位:g/dl)
ヘモグロビンについて
ヘモグロビンについてもう少し詳しく説明します。
ヘモグロビンは血液中の赤血球の中に存在するタンパク質で、酸素と結合し、全身に酸素を運ぶ役割をしています。
ヘモグロビン濃度が減少した状態を一般的には「鉄欠乏性貧血」と呼んでいます。
ヘモグロビン濃度が低下すると、体は低酸素状態となり、体調不良としていろいろな症状に現れます。
貧酸状態だとどうなるの?
身体に酸素が足りていないと、私たちにどのような影響が出るのでしょうか。
私たちの体は酸素がないと生きていくことができません。
体の中に酸素が少なければ、それを補うために血流が早くなったり呼吸が早くなったりします。
そうすると、動機や息切れ、倦怠感、めまいや立ちくらみ、頭痛などを感じることがあります。
肌や髪などにも酸素がいきわたらなくなるので、抜け毛や肌荒れが気になる人もいます。
貧酸の症状はつまり、わたしたちが良く知る貧血の症状そのものと考えてよいでしょう。
帝京大学ラグビー部も貧酸で悩んでいた!?
帝京大学のラグビー部は、かつて深刻な貧血(貧酸)という問題を抱えていたそうです。
スポーツ栄養士、虎石真弥氏のもと、2003年より年定期的な血液検査をするようになって発覚したとのことで、以来食の改善に力を入れて取り組んでいるそうです。
スポーツ貧血に注意!
ランナーなどアスリートに多いのが、スポーツ貧血というヘモグロビン量が少なくなった状態です。
激しいスポーツで衝撃を受けることでも赤血球が壊されやすく、溶血性貧血にもなりやすいといいます。
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鉄だけじゃない!赤血球を作る栄養素
貧酸予防や改善のための栄養素といえば鉄が有名ですが、赤血球を作るためには鉄以外の栄養素も必要です。
そこで、それぞれの栄養素と含まれる食品、さらに食べ合わせをみていきましょう。
鉄
鉄は「へム鉄」と「非ヘム鉄」があり、「ヘム鉄」の方が吸収率が高いです。
ヘム鉄は肉や魚に、非ヘム鉄は野菜や穀類に含まれています。
鉄の吸収を助けてくれるのはタンパク質やビタミンC、反対に妨げてしまうのはお茶やコーヒーに含まれるタンニン、食物繊維などです。
ビタミンB12と葉酸
ビタミンB12と葉酸はお互い協力してヘモグロビンの生成を助けています。
ビタミンB12は動物性食品に多く、魚介類やレバーに多く含まれます。
葉酸もビタミンBの仲間で、緑黄色野菜やレバーなどから摂ることができます。
レバーには、鉄・ビタミンB12・葉酸と、赤血球作りに欠かせない栄養がバランスよく含まれています。
葉酸についてはこちらに詳しく解説しています。
簡単!貧酸対策方法
番組では、「数百円でできるお手軽貧酸対策法」を紹介します。
当サイトマミィでも、簡単に鉄不足を補える方法を一つ紹介したいと思います。
それは、鉄製の鍋やフライパンを使うことです。
調理に鉄鍋を使用すると、鉄分が溶けだして鉄量がアップします。
さらにトマトなど酸性の食品や酢などを一緒に加えるとさらに鉄が溶けやすくなるということです。
鉄の調理器具は熱伝導率も高いので使いやすく、鉄不足も補えるので一石二鳥ですね。
他にも、『鉄玉子』という、お鍋にポンと入れるだけで簡単に鉄が補える便利グッズもあります。
200g程度の南部鉄のかたまりですが、600円くらいから手に入るのでお手軽です。
まとめ
酸素が不足している貧酸は、じわじわ体を蝕んでいきます。
「何となく体調不良を感じる」ような人は、食生活を一度振り返ってみましょう。
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