2017年6月13日の林修の今でしょ!講座は『この時期に要注意の「カビ・ダニ・PM2.5」の撃退法を学ぶ対策SP!!』2時間スペシャルです。
番組では、カビやダニの発生しやすい場所や、正しい掃除法などの紹介、またPM2.5について詳しく解説していますが、マミィでもカビ・ダニやPM2.5に関する情報をあれこれ調べてみたので紹介していきます!
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もくじ
カビ・ダニの発生しやすい場所とは
カビやダニの発生しやすい場所について説明します。
まずカビは、「栄養」「酸素」「温度」「湿度」の条件がそろうと必ず発生してしまいます。
空気1立方メートル中には数個から数千個のカビの胞子が浮遊していて、室内の様々な場所に付着し、付着した部分の水分や栄養分を吸収しながら温度が5~35℃前後の環境で発育します。
カビは、ほこりや汚れが大好物です。
そのため、水やホコリのたまりやすい場所が、カビが発生しやすい場所となるのです。
次にダニですが、ダニはとても小さく目に見えません。
ハウスダスト(ほこり)をエサとして成長するので、カビと同じくほこりの貯まりやすいところ=ダニの発生しやすい場所といえます。
お掃除メーカーダスキンのホームページによれば、ほこり1gの中にカビの胞子は約13万個、ダニは約1000匹存在するそうです。
ダニの繁殖スピードはとても速く、卵から1ヶ月で成虫となり、2~3か月の寿命のうちに50~100個以上もの卵を産むといいます。
そしておよそ10週間ほどで、その数10000匹にも繁殖するというのですから、恐ろしいですね。
カビの正しいお掃除方法
カビを発生させないための、正しいお掃除方法をご紹介します。
・浴室
1年中1日中ジメジメと湿度の高い浴室は、カビが発生しやすい場所です。
浴室は、使い終わったら必ず換気をして水蒸気を外に逃がします。
そのあと、残った水分をキレイにふき取り、水気を残さないようにしましょう。
・窓
結露が生じやすい窓にもカビは発生しやすいです。
結露が生じたらふき取って良く換気をしましょう。
・リビング
カビの栄養源はほこりです。
リビングにカビの胞子をまき散らさないために、ぜひ行うべきはエアコンのお掃除です。
エアコンのフィルターにたまったほこりには、カビの胞子がたくさん存在しています。
フィルターを掃除せずにエアコンをつけてしまうと、部屋中にカビの胞子が拡散してしまい、部屋のあちこちでカビが発生してしまうことになります。
長期間使っていない場合は特にエアコンのフィルターや吹き出し口を念入りに掃除し、また、フィルターのほこりもこまめに取り除くようにしましょう。
リビングで特にほこりのたまりやすいテレビの裏、家具の後ろ、電気の傘、ソファの下などは、丁寧に掃除してください。
・キッチン
キッチンも水やホコリのたまりやすい場所です。
シンクは使ったら水気を拭き、ほこりのたまりやすい冷蔵庫の裏や食器棚などはこまめに掃除しましょう。
市販のカビ取り洗剤について
市販のカビ取り洗剤を利用する家庭も多いと思います。
カビ取り剤は強力な洗浄力が必要なので、刺激が強いものが多いです。
カビ取り剤を使って、目が痛くなったり気持ちが悪くなったりしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
私がカビ対策に使っている業務用のカビ取り剤は、「カビキラー」や「カビハイター」でも取れなかった頑固なカビもスッキリ簡単に落ちるうえ、とっても安全性が高く薬物の残留がないというものです。
乾いた後は赤ちゃんが触っても大丈夫というほど安全性の高いものなので、防ぎきれなかったカビ対策にオススメです。
カビ対策について詳しくまとめた記事はこちらになります。
>>カビ対策のおすすめグッズ!木にも布団にも使える安全無害な強力カビ取り剤
ダニの正しいお掃除方法
ダニの正しいお掃除方法をご紹介します。
ダニは、生命力・繁殖力がとても強いので、完全に駆除することはとても難しいです。
そのため、ダニの生存条件や繁殖条件をつぶしていくことが、ダニ退治には必要です。
ダニは、50℃以上の高熱を30分以上加えると死滅し、また湿度55%以下だと生息できなくなるといいます。
つまりダニ退治には、高温と乾燥がポイントになります。
・たたみ
畳は天日干しにするのが好ましいですが、難しい場合は掃除機のかけ方を工夫してください。
ダニは、パワーの強い掃除機(350W)で吸引すると約90%が紙パック内で死滅するといわれています。
掃除機は、まずは畳の目地に沿って、次に目地に逆らうように逆方向から、それぞれゆっくりかけてください。
・じゅうたんやソファなど
じゅうたんやソファなど、洗濯が難しいものはスチームアイロンが効果的です。
高温のスチームでダニを死滅させたあと、掃除機やコロコロクリーナーでダニの死骸を取り除きましょう。
・布団
布団もダニの温床です。
一番効果的なのは高温&乾燥が一気にできる布団乾燥機です。
天日干しでふかふかにするのもいいですが、日光だとダニの快適温度に保たれてしまうため、乾燥はできてもダニを死滅させることはできません。
季節の変わり目などは布団クリーニングに出すなど、専門家に任せるのも対策の一つです。
・ぬいぐるみ
ぬいぐるみもダニは大好物です。
ぬいぐるみ、お手入れしていますか?
ベッドに置いてある、なんて人は特に危険です。
ぬいぐるみに棲みついたダニが寝具にも繁殖してしまいますよ。
ぬいぐるみのお手入れ方法については、こちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
>>赤ちゃんのおもちゃの洗い方やお手入れ方法、どうしたらいいの?
カビ・ダニ対策のポイントまとめ
カビ・ダニ対策は、掃除と換気、この二つがポイントです。
ほこりや水気が、カビやダニの発生源となるので、ほこりをためない・湿度をあげない・換気をするなどをこまめに行って、カビやダニを増やさないように心がけたいですね。
続いて、PM2.5についてです。
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PM2.5とは
PM2.5とは一体何なのでしょうか。
PM2.5のPMとは、particulate matter「粒子状物質」で、2.5は粒子の大きさを表しています。
つまりPM2.5は、2.5μm以下の粒子、ということです。
参考までに、人の髪の毛の太さは約70μmです。
ということは、2.5μmって当然目には見えないくらい、すっごくすっごく小さいものだってことがわかりますね。
今、問題視されているのは、硫酸塩や硝酸塩などの塩類と有機化合物など人体に健康被害をもたらす物質です。。
特に塗料や接着剤、洗剤などに含まれる揮発性有機化合物(VOC)と呼ばれるガス状の物質は、大気中で化学反応を起こしてPM2.5を引き起こします。
工場の煙や自動車の排気ガスなどの化学物質や、自然界で発生する黄砂も有毒なPM2.5ですね。
PM2.5の人体への影響
PM2.5は人体にどのような影響を与えるのでしょうか。
PM2.5は粒子がとても小さいために、吸い込むと肺の奥深くまで入り込み、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させるといわれています。
目の痛みなどを訴える人もいます。
PM2.5の注意喚起
環境省が定めたPM2.5の注意喚起の暫定指針は、「1日平均値70μg/m3(マイクログラムパー立方メートル)」とされています。
これは、PM2.5濃度がこれを超えると健康影響が生じる可能性が高くなりますよ、という基準です。
基準値を超える値が検出されると、都道府県などの自治体が住民に対して注意喚起を行うようになっています。
注意喚起が出たらどうしたらよい?
PM2.5の注意喚起が出たら、どうすればよいのでしょうか。
まず、屋外いる時ならマスクを着用し、長時間の激しい運動は避けるようにしましょう。
屋内にいるなら、不要な外出は控え、換気や窓の開閉もできるだけしないようにしてPM2.5を吸い込まないようにします。
特に体力のない幼児や高齢者、呼吸器系や循環器系の疾患のある人は気を付けた方がいいといえます。
PM2.5の予防法
PM2.5を予防するための対策についてのウソホントを紹介します。
こちらで紹介するのは、政府広報オンラインからの情報となります。
・マスクの着用
花粉症用マスクなどの一般用マスクでも、ある程度の吸入防止効果は得られるとされていますが、商品の性能によって効果の度合いは異なるようです。
微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っている医療用や産業用の高性能な防じんマスクなら、一定の効果はあるようです。
・空気清浄機
フィルターの性能によって効果があるものとないものがあるようです。
PM2.5をカットするという製品もあるようなので、メーカーや製品を確認する必要があるようです。
・窓を閉める
窓を開けておくと屋内のPM2.5濃度は屋外と同等になることが推測されるので、外気を屋内に入れないことは吸入量を減らすことにつながり、一定の効果はあるようです。
PM2.5に関するまとめ
PM2.5の濃度は、住んでいる地域によって異なります。
お住いの自治体から情報発信されているので、気になる方は確認してみるとよいかと思います。
PM2.5は健康に悪影響を及ぼすのに目に見えない物質なので、できるかぎり可能な対策をしてなるべく影響されないように生活していきたいですね。
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