2017年6月3日放送のジョブチューンは『名医たちがぶっちゃけ!病気を予防する最強の食べ物スペシャル!』です。
免疫・シミ、シワ・ヒザ痛・冷え性・骨粗鬆症・長寿・老眼・睡眠など、あらゆる不調を食べ物で予防するための方法を、名医たちが紹介します。
そこで、当サイトでもこれらの予防に効果が期待できる食べ物などについて、調べてみたことをまとめてみます。
スポンサーリンク
健康は食べ物から
私たちが生きているのは、毎日食べ物を食べ、その栄養を吸収しているからです。
私たちの体は、食べ物から作られ、そして食べ物によって生命活動を維持しています。
だから、何をどのように食べるかということは、とても大切なのです。
体の不調や病気になった時、私たちの体は自分でそれらを治そうとする力を持っています。
その力を高めてくれるのが、食べ物の栄養素なんですね。
そこで、あらゆる病気や不調を予防するために効果的な食べ物についてあげていきたいと思います。
免疫力
免疫とは、体に細菌やウイルスなどの有害物質が侵入してきたときに戦おうとする、体の防衛機能です。
夏カゼや夏バテなども、免疫低下によって起こります。
また、免疫が低下していると、いろんな病気にかかりやすいだけでなく、病気にかかった時もなかなか治りません。
ジョブチューンで紹介されていた食べ物は「青じそ」です。
番組では一日に20~30枚食べることをおすすめしていました。
また、免疫力を高めるのに効果的なのが「レタス」です。
免疫力の指標の一つにTNF-α(アルファ)という、腫瘍を壊死させる物質があります。
白血球と反応させたとき、TNF-αを産生させる量が一番多い野菜が、レタスなのです。
冬によく食べられる小松菜もTNF-α産生量が多いことで有名ですが、レタスはそれ以上。
また、生野菜には食物酵素も豊富なので、免疫力UPのためにもレタスのサラダを食べるといいですね。
睡眠
質のいい睡眠は、疲労を回復させたり、ストレスを軽減させるので健康な体にはとても重要です。
睡眠の質を上げ不眠症改善に効果的な飲み物としてジョブチューンの番組内で紹介されているのが「水出し緑茶」です。
緑茶といえばカフェインが入っているから睡眠には逆効果じゃないの?と思うかもしれませんが、水出しにすることによってカフェインが激減するのです。
さらに、緑茶のうまみ成分であるテアニンが増し、テアニンにはうまみだけでなくストレス緩和、集中力アップ、リラックス作用、睡眠の質改善などの効果もあるのです。
また、水出しにすると苦み成分であるカテキン類がほとんど抽出されませんが、代わりにエピガロカテキンという違う種類のカテキンが抽出されます。
エピガロカテキンには、体に侵入した有害物質を攻撃する免疫細胞であるマクロファージの働きを強める働きがあるので、免疫力アップにも効果的です。
長寿
健康長寿のためには、食生活はもっとも重要です。
日本一の長寿県と言われる長野県でよく食べられているのは「寒天」。
寒天はほぼ食物繊維でできており、コレステロール値を下げたり血糖値を下げたりする働きがあります。
酢醤油をかけてところてんのように食べたり、ちぎってお味噌汁に入れたり、ご飯と一緒に炊いたりするなど、とにかくいろんな方法で食べられています。
~寒天の主な効果~
- 肥満防止
- 便秘解消
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- 悪玉コレステロールの現象
一日2g食べるといいといわれています。
ヒザ痛
ヒザ痛には、グルコサミンやコンドロイチンなどが効果的と言われていますが、他にもヒザ痛を改善できる栄養素があります。
ジョブチューンでは「生姜」が紹介されていました。
生姜に含まれるジンゲロールという成分が炎症などを抑える効果があるといわれています。
また、魚の油に含まれる「EPA」という成分も効果的といわれています。
EPAには強い抗炎症作用があり、変形性膝関節症の痛みを和らげてくれることがわかってきました。
EPAを多く含むのは青背の魚、アジやサンマ、サバやイワシなどです。
スポンサーリンク
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、骨量が減って骨がスカスカになってしまう病気です。
閉経後の女性に多く見られる症状で、骨折しやすくなったり、骨折しても治らなくて最悪の場合寝たきりになってしまう可能性もあるので予防が大切です。
骨の材料といえばカルシウムですが、カルシウムはとても吸収効率が悪いのでカルシウムだけ摂ってもあまり効果がありません。
骨粗しょう症予防に番組内で紹介されていた食べ物は「レモン」でした。
レモンは、カルシウムの吸収を良くしてくれるという効果があるといいます。
また、カルシウムと一緒に摂ると効果的なのが「ビタミンD」です。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を高めたり、骨の代謝を活性化させる働きがあります。
ビタミンDを豊富に含む食材は、鮭です。
ビタミンDについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
関連記事:ビタミンDで老化ストップ!認知症予防&足腰強化の最強食材とは?
老眼
老眼は、加齢とともに目の機能が衰え、ピントが合わなくなってくる症状です。
老眼の進行を抑え、白内障の予防のためには、ルテインという栄養素を摂ることが効果的です。
ルテインはカロテノイドといわれる黄色い天然色素で、目に多く存在し、紫外線やブルーライトから目を守る働きをしている成分です。
ホウレン草などの緑黄色野菜に多く含まれます。
また、ブルーベリーやビルベリーなども目に良いアントシアニンという抗酸化物質が豊富です。
ブルーベリーやビルベリーはサプリメントで手軽に摂ることができますよ。
関連記事:ルテインやアントシアニン配合のもっとも有名で人気のあるサプリメントはコレ!
冷え性
冷え性は血行不良から手や足の先が冷たくなってしまう症状で、特に女性に多くみられます。
冷え性改善には、やはり食べ物などから体を内側から温めることが一番効果的です。
生姜やとうがらし、根菜類など、体を温める食材はたくさんありますが、番組では「スイカの皮」を紹介していました。
スイカの皮にはシトルリンという血流を良くするといわれる成分が多く含まれていますので有効活用することで冷え性に効果的だといわれています。
普段捨ててしまう部分も、浅漬けなどにすると食べれます。
また「玉ねぎの皮」もおすすめです。
煮出して「玉ねぎ茶」にしてそのまま飲んだり、お味噌汁やスープのだし汁としてもおいしく飲めます。
玉ねぎの皮には硫化アリルという成分が含まれ、発汗を促進します。
また、ケルセチンというポリフェノール(抗酸化物質)も豊富で、血管を強くして血圧を下げたり骨粗鬆症を予防したり、花粉症やアレルギー症状も緩和する働きがあります。
シミ・シワ
シミやシワは女性にとって(男性も!)大敵ですよね。
ジョブチューンではシナモンを1週間摂取したら、シミ・シワが改善したという実験をしていました。
シミやシワは紫外線ダメージによってできてしまいます。
紫外線を浴びると体には大量の活性酸素が発生するので、抗酸化作用のある食べ物を食べることがシミやシワの改善には重要です。
美白にビタミンCがいいといわれるのは、ビタミンCが強い抗酸化物質だからです。
活性酸素は普通に生活していてもどんどん発生して体を老化させていくので、抗酸化対策は毎日でも行いたいものです。
続けやすい方法として、毎日ご飯を食べる人は、「ゴマ」をふりかけにして食べるとよいでしょう。
ごまには、ゴマリグナンという抗酸化物質が含まれており、アンチエイジングにとても効果があります。
ゴマリグナン中のセサミンは、しみやしわ、たるみに効果がある美容成分としても有名です。
病気を予防する最強の食べ物 まとめ
ここで紹介した病気を予防する食べ物はほんの一例です。
健康な食生活の基本はバランスよく食べることなので、「これだけ食べていれば病気にならない」というものではありません。
偏った情報に振り回されるのではなく、普段の食生活に生かせるものは生かして、無理なく健康に役立ててください。
スポンサーリンク