発疹とは皮膚にできるブツブツのことで、子供の様々な病気の症状として現れることが多いです。
確実な診断はお医者さんに診てもらうのが一番ですが、ここでは、発疹の特徴や併発しているその他の症状などから、考えられる病気についてまとめています。
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発疹ができた時はここをチェック!

赤ちゃんや子供に発疹が出てきたときにチェックしたいポイントです。
発疹には、熱を伴うものと発熱のないものがあります。
発熱を伴う発疹の場合、ウイルスや細菌などによる感染症が原因であることが多いです。
発熱のない場合は、皮膚がかぶれやすいものに接触して起こるかぶれや、皮膚に細菌が侵入して起こるとびひ、食物アレルギーなどによるじんましんなどがあります。
子供の全身をチェックして、発熱はあるか、どこから発疹ができてどの順番で進行していっているのかを把握して病院に行きましょう。
子供の発疹の種類一覧
発疹が現れる子供の病気をまとめています。
赤ちゃんの発疹
赤ちゃんの発疹で考えられる病気です。
・突発性発疹
生後6ヶ月から1歳6ヶ月にみられる、ヘルペスウイルスが原因の生まれて初めてかかるウイルス性感染症です。
38~39度の高熱が2、3日続きますが、高熱の割に機嫌がよいのが特徴で、熱が下がったと同時に胸に紅いぶつぶつが現れます。
発疹は体から顔へ拡がり、2、3日で治ります。
高熱のため痙攣を起こしたり、ぐったりしていたり、嘔吐が続く場合には早急に受診しましょう。
子供の発疹
赤ちゃんから幼児、学童期にみられる発疹です。
・はしか
40度前後の発熱、鼻水、くしゃみ、せきといった風邪症状で始まり、2、3日後に顔から脚・手の順に発疹が出て、全身に広がっていきます。
また、口の中に白い発疹(コプリック班)が出るのも特徴です。
・風疹
三日ばしかともいわれ、赤い小さな発疹が全身にみられるようになります。
首や耳の後ろのリンパが腫れ、発熱や軽いせきが出ることもありますが症状は軽く、発疹は3~4日で消えます。
・水ぼうそう
37~40度ぐらいの発熱とともに、かゆみを伴う赤い水ぶくれの発疹が胸・背中・おなかなどに出ます。
発疹は、顔・手足・陰部・口の中・頭皮・手のひら・足の裏などへと広がりますが、4、5日経つとカサカサに乾いて黒いかさぶた状になって剥がれ落ちます。
・手足口病
コクサッキーA16、エンテロウイルス71などの感染による乳幼児に多い感染症で、、6~8月に流行する傾向が見られます。
37~38度の発熱やだるさを訴えることもありますが、熱は出ない子供もいます。
発疹は米粒大の楕円形の水ぶくれが手のひら足の裏、口の中にみられることから「手足口病」という名前が付きました。
関連記事:子供の手足口病はうつる?保育園はいつから行けるのか
・りんご病
初めに左右の頬が赤くなってから、1~2日後に腕や太ももに、まだらなレース状の赤い発疹ができます。
熱は微熱で、発疹も3~4日で消えることがほとんどです。
関連記事:子供のりんご病(伝染性紅斑)の症状や対処法と予防について
・溶連菌
A群β溶血性連鎖球菌が喉の粘膜に感染しておこる感染症で、40度前後の熱が出ます。
喉のはれと痛み、嘔吐・頭痛・腹痛などの症状があり、感染初期にかゆみを伴う赤い小さな発疹が首・胸・手足から・全身に広がるのが特徴です。
そのあと、イチゴ舌と呼ばれる舌に赤いブツブツができます。
関連記事:溶連菌のサイン?子供の喉や舌が赤い、発熱、発疹が現れる感染症
・とびひ(伝染性膿痂疹)
あせもをひっかいた傷やすり傷などから菌が入り、かゆみのある、水疱やかさぶたができます。
かきこわすと全身に広がってしまいます。
・水いぼ
中心が少しくぼんで光沢があり、直系数ミリのドーム上に盛り上がった丘疹が特徴です。
全身に広がったり、うつることもあります。
半年~1年で自然治癒しますが、再発もあり状況にっては医師との相談の上でとるような場合もあります。
・じんましん
激しいかゆみと盛り上がった発疹ができる症状ですが、時間の経過とともに自然治癒します。
食べ物、ストレス、寒冷刺激など原因は様々だと考えられています。
以上、発疹を伴う病気について考えられるものをまとめました。
発疹がみられたら熱を測り、感染に配慮して早めに病院を受診しましょう。
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発疹が出たときの応急処置は?

発疹が出たときの応急処置についてです。
患部を温めるとかゆみが増してしまいます。
入浴や汗をかくような運動は避け、どうしてもかゆみが強い時には冷やして対応しましょう。
また、医療機関を受診すると、かゆみ止めなどの塗り薬を処方してくれる場合もあります。
掻きむしることによって、患部に細菌が入ったり、掻き壊すと痕になってしまうこともありますので、特に小さい子の場合には爪は短く切ってあげましょう。
世界初!アレルギー疾患の発症予防法
赤ちゃんの肌トラブルを未然に防ぐ、世界初の予防法として保湿ケアが重要視されています。
国立成育医療研究センターによると、出生直後から毎日保湿剤をぬった新生児は、約8カ月後のアトピー性皮膚炎の発症率が3割低下したというデータが得られたそうです。
つまり、赤ちゃんの肌トラブルを未然に防ぐために保湿が有効ということが証明されたわけなんですね。
ただし、新生児から使う保湿剤なので、成分にはとても配慮しなければいけません。
そこでおすすめなのが、ファムズベビーという泡タイプのバリア保湿です。
ファムズベビーは単なる保湿剤と違い、お肌にバリアを作ってお肌を保護し、バリアの力で赤ちゃんが本来持っている自然の保湿力を長時間キープしてくれます。
その効果は、一度塗ればなんと8時間も続くということです。
新生児から安心して使うことができ、アトピーや湿疹などがあっても問題ないということなので、病院や産院などでも使用されているそうですよ。
このように大変魅力的な製品ですが、毎日使うものなのでコスパが気になりますよね。
ファムズベビーは1本でピンポン玉サイズの泡で約120個分使用することができます。
しかも脂漏性湿疹のできやすい頭皮から顔や全身に使えるので、顔用・ボディ用と分ける必要がありません。
赤ちゃんだけでなく、乾燥に悩むママも一緒に使える製品だから、トータル的にみてコスパは抜群といえるでしょう。
今起こっているトラブルのケアだけでなく、今後成長とともに起こりうるあらゆる肌トラブルを防ぐために、ぜひ予防保湿で赤ちゃんを守ってあげてください。
子供の発疹まとめ
子供に突然できるブツブツは、その後ろに何らかの病気が隠れている可能性が高いです。
虫刺されとは明らかに様子が違うようなぶつぶつを見つけたら、全身状態をよく観察し、熱を測って早めに病院に連れていきましょう。
感染症の場合もあるので、飛沫感染や接触感染の可能性も踏まえて、まわりにも配慮してくださいね。
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