2017年5月26日その原因、Xにあり!は【血管力で老化ストップ&若返り!痛みの新常識モヤモヤ血管】です。
日本人の4人に1人が、心筋梗塞や脳梗塞などの血管の病気で亡くなるといわれていますが、予防のためには「白い血」を改善することが血管力を向上させるカギとなるようです。
また、ひざ痛・肩こり・四十肩・腰痛など長引く痛みの原因がモヤモヤ血管だということも解明されました。
そこで、「白い血」と「モヤモヤ血管」について調べてみたのでご紹介します。
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血管事故とは
血管事故とは、血管や血液の異常が原因で起こる危険な症状を指します。
人間の体は、血管という管の中を血液が流れることで全身に酸素や栄養素がいきわたって生命活動を維持しています。
血管はとても細いので、詰まったり流れが悪くなってしまうと血液は渋滞をおこします。
栄養素や酸素、老廃物も運べなくなり流れがストップしてしまうこととなり、最悪の場合血管が破裂してしまいます。
これが血管事故ですね。
血管事故が脳で起これば脳出血や脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞や狭心症などを発症します。
また、血管自体に起こる病気としては、血管内に瘤ができる大動脈瘤や静脈瘤、血管が詰まってしまう動脈閉そく症や静脈血栓症などがあります。
このように、血管や血液を健康に保っていないと、突然死してしまう可能性があるのです。
白い血が動脈硬化や心筋梗塞を引き起こす!?
番組内でパパイヤ鈴木さんも驚愕していた「白い血」が、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こすのだといいます。
血といえば赤いものですが、果たして白い血とは一体何なのでしょうか?
それは、レムナント(脂肪)です。
白い血の正体は、血液中に溶けだした中性脂肪が、血液を濁らせて白っぽくなった状態です。
食事などで肉や脂っぽいものを食べた後は、誰でも血液中に脂肪が溶けだします。
でも、健康な人なら4~6時間で血中の脂は肝臓などへ摂り込まれてエネルギー源となるため、血液の濁りはなくなって赤い透明の元の状態に戻ります。
ところが、メタボや運動不足、甘いもの脂っこいものの摂りすぎなどで血中の中性脂肪が常に高い状態の人は、血液の中にいつまでも脂肪が停滞してしまうため、白い血状態になっているのです。
慢性的な白い血状態は、血管を詰まらせたり、血管を硬くしてしまうので動脈硬化の原因となります。
血管力を上げるには、血管を柔軟かつしなやかにし、血液をサラサラにすることがポイントです。
白い血を改善する効果的な方法
白い血、つまり血中の脂質を下げるために効果的な方法です。
番組ではマル秘食材大豆を最初に食べる大豆ファーストを紹介していましたが、他にもサラサラ血液のために効果的と言われる方法はたくさんあります。
※大豆ファースト・・・ご飯の量を半分に減らし、その分の量の大豆(蒸し大豆が好ましいが納豆や枝豆、豆腐などでも良い)を最初に食べる。これを1日1回行う。
さらに次のようなことに気を付けて生活をするだけでも、血管を若返らせるためには有効です。
・食べ方
急激な血糖値の上昇を抑えたり、脂肪の吸収を抑えるためにも、食事はまず野菜から食べるようにしましょう。
・食材
血管の名医、池谷敏郎先生がおすすめする食材は 、エクストラバージンオリーブオイル、魚(DHA&EPA)、ブルーチーズ(LTPラクトトリペプチド)などです。
番組では血管力をアップさせる最強の食材として養殖マグロのお刺身がクローズアップされていました。
また、池谷先生は朝ジュースも推奨しており、ご自身の著書にも『図解 血管を強くするジュース&レシピ(新星出版社)』などがあり、池谷式朝ジュースなどもテレビで紹介したりしています。
・適度な運動
適度な運動は全身の血流を良くし、リラックス効果も得られます。
傷ついた血管の修復を促進する効果もあるといい、動脈硬化の予防にもつながります。
また、運動することで一酸化窒素(NO)の働きを活性化させ、一酸化窒素には血管を拡張する働きがあるので、こうしたことからも動脈硬化予防に運動は有効です。
・健康的な生活
ざっくりとした言い方になってしまいますが、健康的な生活とは、「禁煙」「食べ過ぎない・飲み過ぎない」「高タンパク低カロリー食」「野菜を食べる」「ストレスをためない」「睡眠」「太り過ぎない」などのようなことです。
動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中、脳梗塞などを引き起こす恐ろしい症状です。
血管のためにできることから始めて、突然死のリスクを下げましょう。
モヤモヤ血管が痛みの原因だった!
ひざ痛・肩こり・四十肩・腰痛などの長引く痛み慢性痛の9割は、モヤモヤ血管が原因だということです。
モヤモヤ血管とは、痛みのある部分に綿のようにもやもやと細かく枝分かれして広がる新生血管のことです。
痛みのある場所には炎症が生じており、炎症によって体内では炎症部位の血管が伸びるといいます。
血管が伸びるのと一緒に神経も伸びるのですが、この伸びた部分の神経が痛みのもとになっているのです。
だから、このモヤモヤ血管にカテーテルという医療用の細い管を通して薬剤を投入し、血管をつぶす治療を行うと、これまで何をしても取れなかった慢性的な痛みが嘘のように消えてしまうのだといいます。
運動器カテーテル治療
モヤモヤ血管にいち早く注目し、カテーテル治療の名医である奥野祐次先生が行っている治療が「運動器カテーテル治療」です。
運動器カテーテル治療は、血管の中にカテーテルという細いチューブを通して痛みのある場所まで移動させ、直接薬を投入するという治療です。
血管の中には神経が通っていないので痛みは感じないといいます。
治療は1時間程度で日帰り可能、安静の必要もなく通常1~2回の治療で改善するということです。
奥野先生は現在、東京都江戸川区の江戸川病院に運動器カテーテル治療の専門医として勤務されています。
運動器カテーテルについての詳しい解説は、こちらの動画も参考にしてみてください。
まとめ
生きている限りノンストップで働き続ける血管ですが、血管年齢と実年齢は必ずしも一致するとは限りません。
血管年齢が若ければ若いほど体内は健康であり、逆に血管年齢が実年齢を上回っている場合には、ただちに生活習慣の改善が必要です。
血管力を鍛えて、体の内側から健康を目指しましょう。
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