2017年9月4日の主治医が見つかる診療所【食べ物の栄養をムダにしない(秘)テク大公開SP】は、栄養を逃さない調理法から保存法まで、美味しく、効果的に栄養を摂る方法を主治医が徹底紹介します。
今まで常識だと思っていた調理法や食べ方では、実は多くの栄養がムダになっているかもしれないというのです。
そこで当サイトマミィでも、番組で紹介される「×熱々のゴハンに納豆」「×サンマを塩焼きに」「野菜や果物の切り方&保存法」などを詳しく解説し、さらに独自に調べた情報についてもお届けしていきたいと思います。
スポンサーリンク
あなたのその食べ方は間違っているかもしれません!?
栄養バランスに気を付けた食生活をしているはずなのになんとなく体調がすぐれないという人は、もしかしたら食べ方や調理法が間違っているのかもしれません!?
発酵食品や魚、野菜などの和食中心の食生活はたしかに健康に良いとされていますが、食べ方や調理方法によっては素材の持つ本来の栄養素をムダにしてしまっているかもしれない、というのが今回の番組テーマです。
食べ物には、それぞれの栄養を最大限に活かせるような食べ方、調理法があります。
では具体的にどのようなことに気をつければいいのか、例を挙げて説明したいと思います。
ホカホカごはんに納豆がNGなワケ
ホカホカごはんに納豆をかけて食べる納豆ご飯はおいしいですが、栄養的にはNGだということです。
納豆には、ナットウキナーゼという血液サラサラ効果のある酵素が含まれています。
ナットウキナーゼは70度以上の高温になると活性を失ってしまいます。
だからアツアツのごはんにのせてしまうと、せっかくのナットウキナーゼが働けなくなってしまうので、納豆の栄養を十分に体に届けることができなくなってしまいます。
だから、納豆パワーをムダなく体に届けるためにはそのまま食べるか、アツアツご飯よりも人肌程度に温かいご飯を用意しましょう。
おいしい納豆の食べ方や裏ワザ、豆知識などはこちらに詳しく紹介しています。
>>ガッテン【納豆の新ワザ】食べ方やレシピ、豆知識などをご紹介!
>>ナットウキナーゼとは?効果・効能・おすすめサプリをまとめました!
サンマを塩焼きにするのがNGなワケ
サンマの塩焼き、とてもおいしいですが、これも栄養的には「ちょっと待った!」な食べ方です。
サンマには、DHA・EPAという、必須脂肪酸が豊富に含まれています。
青背の魚を食べると動脈硬化を予防するというのは有名で、厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』でもDHA・EPAの摂取が推奨されています。
DHA・EPAはオメガ3脂肪酸といって魚の油に多く含まれる成分ですが、とても酸化しやすいという性質があるため、煮たり焼いたりすると身体に入るオメガ3の量は激減してしまいます。
だからサンマを食べるなら生で、お刺身のまま食べるのがおすすめです!
小さめのサンマ1尾で、オメガ3を約1000mg摂ることができるといわれています。
オメガ3は体内で生成できない栄養成分なので、毎日の食事から摂ることが大切です。
毎日サンマのお刺身なんて食べられないという人には、オメガ3のサプリメントが手軽で便利ですよ。
>>オメガ3サプリのおすすめ人気比較ランキング!【2017年最新版】
野菜や果物の切り方&保存法&調理法
続いて、栄養を逃さない野菜や果物の切り方や保存法を紹介します。
・ピーマンの切り方&保存法&調理法
ピーマンは縦半分に割って、線維の並んでいる縦方向に切ります。
こうすることで細胞が壊れないので苦みも出ず、栄養素も守ることができます。
この時、種とワタは捨てずに一緒に調理しましょう。
種とワタにはカリウムやピラジンという栄養素がぎっしり詰まっています。
カリウムはむくみ防止、ピラジンは血行促進に効果がある成分です。
「おいしくなさそう」「本当に食べられる?」と半信半疑かもしれませんが、加熱調理してしまえば違和感なく食べられますのでぜひお試しください。
ピーマンにはビタミンAが豊富なので、油と一緒に調理することで吸収が高まります。
保存する場合ですが、ピーマンは水分がつくと傷みやすいので、水気を切ってビニールなど保存袋に入れ、野菜室で保存します。
・りんごの切り方&保存法&調理法
りんごは皮の部分にポリフェノールが豊富に含まれているので、良く洗って皮ごと食べるようにするといいです。
また、多くの人がりんごを食べるときはくし形切りにして種の周りを捨ててしまいますが、種の周りは蜜がたっぷりで栄養も豊富です。
ですので、まずりんごを横半分に切り、種が真ん中に見える形にうすくスライスしていきます。

このように食べると、これまで捨てていた種の周りまで食べられるので栄養を無駄にすることがありません。
種は食べられないので間違って飲み込まないように気を付けてくださいね。
保存する場合は、乾燥を防ぐためビニール袋に入れ、野菜室にいれましょう。
りんごはエチレンという植物の熟成を促進するホルモンを放出するので、他の野菜と分けて保管します。
じゃがいもと一緒に保存すると発芽を遅らせる働きがあり、またバナナやアボカドなど早く熟成させたいときにはこの性質を利用して熟成を早めることもできるので、こうした性質をぜひ活用してみましょう。
・ごぼうの切り方&保存法&調理法
ゴボウを調理するとき、下処理としてあく抜きをする人が多いと思いますが、実はこれ、栄養を逃がしてしまっているんです。
ゴボウの栄養素の一つに水溶性食物繊維がありますが、水溶性食物繊維は水に溶けやすいので、あく抜きのために水にさらしてしまうことで栄養素が流出してしまいます。
また、皮をきれいに取り除くのもNGで、ゴボウの皮にはクロロゲン酸という抗酸化作用や肥満予防に効果の高いポリフェノールが豊富に含まれているので皮ごと調理しましょう。
したがってゴボウの下ごしらえは、洗って泥を落とすだけで十分です。
保存方法は、泥付きの場合は新聞紙にくるんで根を下にして立てて置くようにし、洗ったゴボウはビニール袋などに入れて野菜室で保存します。
スポンサーリンク
・その他お役立ち情報
野菜や果物の栄養素ポリフェノールは実よりも皮に含まれているので、皮ごと食べることが栄養を逃さない食べ方です。
良く洗って皮ごと食べるようにすれば栄養もたっぷり摂れる上、ごみも減らせてエコになりますね。
また、普段捨ててしまうトウモロコシの芯も、おいしい出汁になります。
実を外したとうもろこしの芯を煮出して漉したスープは、トウモロコシの香りとほのかな甘さがとてもおいしいです。
芯をやわらかく煮てミキサーにかけ、生クリームや牛乳と合わせればコーンスープにもなりますよ。
そして多くの野菜に共通する保存方法ですが、野菜室で保存するときのポイントとして
・乾燥させない→新聞紙にくるんでビニール袋やポリ袋に入れる
・根っこの部分を下にする
この2点に気を付けるようにすると、野菜の持ちが良くなります。
まとめ
どんなに栄養をたくさん摂れたとしても、おいしくなかったら続かないですよね。
でも、野菜や果物を丸ごと食べるのって、意外においしいんです。
今まで固定観念で「野菜や果物の皮は剥く」「実の部分以外は捨てる」って何の気なしにやってきた人が多いと思いますが、一度今までの常識を忘れて、「食べられるところはすべて頂く」という気持ちで野菜や果物と向き合ってみてください。
きっとこれまで感じられなかった素材本来のもつ甘みや旨味、香りなど気づくことがたくさんあると思いますよ。
スポンサーリンク