2017年8月7日の主治医が見つかる診療所は、【最新!のどを鍛えて健康寿命を延ばす方法】です。
喉を鍛えると長生きするという新常識にもとづいて、のどを鍛える体操やトレーニング方法が紹介されます。
当サイトマミィでは、喉を鍛えることがなぜ長生きにつながるのか、番組でも紹介されている嚥下トレーニングとはなにかについて調べてみたのでお伝えします。
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今注目の「飲み込み力」
今、飲み込み力が注目されていますが、飲み込み力とはどういうものかについて説明します。
飲み込み力とは、物を飲み込むチカラのことです。
私たちが食べ物の栄養を体に摂り入れるためには、食べ物を飲み込まなくてはなりません。
この、一見当たり前のような飲み込む力は、年齢とともに衰えてしまうといいます。
食べ物が飲み込めなくなると、必要な栄養をとり入れることができなくなり、体力がどんどん落ちてしまい健康から遠ざかってしまいます。
このような状態を嚥下障害(えんげしょうがい)といいますが、いったん嚥下障害になってしまうと回復するのは難しいといわれています。
だから、嚥下障害になる前に飲み込む力を鍛えて、健康長寿につなげようというわけです。
誤嚥性肺炎とは
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という、嚥下障害による肺炎があります。
本来、食べたものは食道を通って胃に流れていきますが、嚥下障害によって食べ物などが気道に入ってしまい、その時に細菌なども一緒に飲み込んでしまった場合に炎症を起こすと肺炎を発症することがあります。
高齢者や寝たきりなど、飲み込む力が弱くなった人たちに多いといわれています。
また、寝ている時に口にたまった唾液が気管に流れ込んでいたために発症するケースも多いといい、日頃から飲み込む力を鍛えるとともに、口の中を清潔に保つように心がけることが誤嚥性肺炎の予防には大切です。
嚥下障害の症状
嚥下障害の症状についてです。
食事中にむせたり咳込んだりしていればわかりやすいですが、こういった症状を伴わない誤嚥もあります。
水を飲んだ時に咳が出たり、食後に痰が増えたり、痰が絡んだりといった症状にあらわれることもあるといいます。
また、喉が弱っているサインとして声のかすれや違和感を訴える人もいます。
寝ている時の咳にも要注意です。
嚥下障害セルフチェック
嚥下障害かどうかを確認するときにチェックするポイントです。
※東京都多摩立川保健所 地域摂食機能支援連絡会 の資料を参考にしています。
- 食事中にむせることがある
- 唾液が口の中にたまる
- 飲み込むのに苦労することがある
- 固いものが噛みにくい
- 舌に白い苔のようなものがついている
- 声が変わった
- よく咳が出る
- 食べる量が減った
- 体重減少(この1カ月で5%以上、半年で10%以上)
このような症状があれば嚥下障害の疑いがあるということですが、他の病気の可能性もあるので気がかりな症状があるようなら病院を受診したほうがよいといえます。
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嚥下トレーニングとは
嚥下トレーニングとは何か、調べてみました。
嚥下トレーニングは、番組ゲスト医師の浦長瀬昌宏先生が紹介したことで有名になり、2015年12月には神鋼記念病院耳鼻咽喉科(兵庫県神戸市)に、全国で初めて「嚥下トレーニング外来」ができました。
物を飲み込むときに大切なことは、「喉頭を持ち上げ、舌を柔軟に動かすこと」だそうです。
物を飲み込むとき、男性は喉仏が、女性は少しくぼんだ所が上がります。
この部分を意識してしっかり動かすことが、飲み込む力を鍛えるために必要だということです。
日頃から無意識に飲み込むのではなく、喉頭の動きや舌の動きを感じながら飲み込むようにするだけでもだいぶ違うのではないでしょうか。

あえいおう体操で声や飲み込み力を鍛える
日本フィジカルボイス協会の提唱する「あえいおう体操」で、声や飲み込み力を鍛えることができるといわれています。
あえいおう体操とは、はぎの耳鼻咽頭科の萩野仁志先生が監修し、日本フィジカルボイス協会が提唱している発声と体操を組み合わせたトレーニングです。
声を出すときに使う筋肉と、物を飲み込むときに使う筋肉には共通しているところが多いため、あえいおう体操をすることで声と飲み込み力の両方を同時に鍛えられるというメリットがあるそうです。
まとめ
年齢を重ねると声がかすれたり高音が出なくなったり、活舌が悪くなったりと声に関する悩みが増えてきます。
これは喉の衰えによるもので、放置し悪化すると嚥下障害にもつながります。
健康でいるために、食べることは絶対条件です。
いつまでも自分の口からおいしくものが食べられるように、飲み込み力を鍛えて健康長寿を目指しましょう。
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