2017年8月30日放送のガッテン!は【カラダ若返りSP 1週間で動ける体が復活!】です。
加齢とともに体のキレが失われていくのは、筋肉を動かす神経がどんどん減っていってしまっているためで、やがては転倒や寝たきりなどのリスクにもつながるのだといいます。
番組では、すでに多くの学校に導入されて子どもの運動能力を向上させているという、神経を上手に刺激する注目のエクササイズを紹介します。
当サイトマミィでも、番組内容に沿っていつまでも体のキレをキープできる方法をご紹介したいと思います。
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年をとると体が動かなくなるのはなぜ?
加齢とともに体が動きづらくなるしくみについて説明します。
身体を動かすためには筋肉が必要ですが、加齢にともなって筋肉を構成する筋繊維数の減少と筋繊維自体が萎縮してしまい、その結果筋肉量が低下します。
加齢よって筋力が衰えてしまうのは、筋肉量の低下による要因が大きいといわれています。
それだけではありません。
筋肉が動くのは、脳からの「動け」という指令が神経を伝わって筋肉に届く一連の流れによるものです。
年をとると、神経から筋肉へ指令が伝わる速度が低下してしまうために、動きが鈍くなってしまうのです。
神経の働きの低下がみられるようになるのは、50〜60歳代から急増するといいます。
つまずくことが増えるのは、脳は「足をあげろ」という指令を出しているのに神経から筋肉に伝わる力が鈍くなっているため、間に合わなくなってしまうからです。
子供の運動会で久しぶりに走って転んでしまう大人が多いのは、若い頃と同じように体が動くと思っているのに指令を届けるのが追い付いていかないため、筋肉に届けられる前に次の指令がどんどんたまってしまって頭と体のバランスが取れなくなってしまうからです。
このように、年をとって体が動かなくなる原因は二つ、筋力の衰えと脳からの指令を筋肉に届ける力の衰えが関係しているのです。
「動きの質」を改善するMFGM(乳脂肪球皮膜)
MFGM(乳脂肪球皮膜)という物質が脳からの指令を筋肉に伝えることをサポートし、動きの質を改善するといわれています。
脳からの指令が筋肉に伝わりにくくなるのは、運動神経と筋肉の接合部分が崩れて運動神経から分泌されるアセチルコリンという神経伝達物質が筋肉にちゃんと届かなくなることが原因だといわれています。
これを改善できるのがMFGM(乳脂肪球皮膜)というミルクに含まれる成分だということが、花王株式会社 生物科学研究所の研究でわかりました。
MFGM(乳脂肪球皮膜)は牛乳にわずか0.2%しか含まれませんが、神経細胞などの細胞膜を構成する成分を含んでいるということです。
体幹を鍛えるゆる体操
ガッテンの番組内では「くねくね体操」が紹介されました。
こちらでは体幹を鍛えるゆる体操を紹介したいと思います。
体幹とは体の軸になる部分で、すべての動きに関係しています。
体幹が安定するとバランスがとりやすくなり、転倒やつまずきの防止になります。
体幹を鍛えるというとヨガやピラティスなどを想像しがちですが、まったく体に負担のかからないゆる体操が効果的だといいます。
プロサッカー選手もトレーニングに取り入れているというゆる体操は、意識して「脱力」することで体幹が鍛えられるというものです。
運動科学者で運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長・推進委員を務める高岡英夫氏の考案したゆる体操は、血液や体液の循環が良くなって体のコリや冷えがスッキリ解消し、深い呼吸ができるようになります。
また、新陳代謝が活発になって体がみるみる元気になるという、とても評判の良い体操です。
高岡英夫著『絵でわかる1週間ステップアップゆる体操』

>>Amazon:絵でわかる1週間ステップアップゆる体操一覧へ
まとめ
年をとるにつれてつまずいたり転んだりすることが増えるのは筋肉の衰えが原因だとばかり思っていましたが、実は脳からの指令が筋肉に届きにくくなっていることも原因の一つだったんですね!
だから、加齢による動きの衰えを予防するには必ずしもハードな筋トレは必要なく、誰にでもできるゆる体操などが効果的だということも新しい気付きでした。
いつでもどこでも好きな時間にできるので、今日からぜひ、みんなで始めたいですね!
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