2017年7月26日のガッテン!は、「まさか私が水虫に!?驚きの感染ルートを新発見」です。
日本人の5人に1人が感染している水虫は、本人に自覚がない場合も多いのだとか。
番組では水虫の感染ルートを紹介したり予防法を紹介したりという内容ですが、そちらとともに当サイト マミィでも水虫について調べたことなどをまとめてお伝えします。
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水虫とは?
そもそも、水虫ってなんなのか、正確に知っていますか?
水虫の原因になるのは、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種です。
水虫は、白癬菌が皮膚の角質層に寄生することによって皮膚に炎症が起こる病気です。
皮膚に感染するので手や体にも症状が現れる場合もありますが、そのうち約9割が足に繁殖します。
水虫のできやすい場所
水虫のできやすい場所です。
・足指の間
特に、薬指と小指の間にできやすいです。
湿ってジュクジュクする湿潤型と、薄く皮がむけて赤くなったり、皮膚に亀裂が入ったりする乾燥型があります。
・足の裏
足の裏やふちや指の付け根などに水疱ができてきます。
必ずしもかゆみを伴うわけではないのが特徴です。
・かかと
かかとがカサカサになり、粉をふいた状態になるのが特徴です。
かゆみを伴わないことも多いです。
・足の爪
以外に多いのが爪水虫です。
初期には目立った症状が出ないため、本人も自覚していない場合も多いですが、進行すると爪がボロボロになったり変形して皮膚に食い込み、歩くのが困難になることもあるといいます。
なぜ足に水虫ができやすいか
白癬菌は、人の髪、爪、角質(皮膚)などにふくまれるケラチンというたんぱく質を好みます。
足に繁殖しやすいのは、蒸れやすい場所だからです。
カビは高温多湿の環境を好みますが白癬菌も同様で、靴や靴下を一日中履いてムレやすい足は、白癬菌にとってとても居心地のいい環境なのです。
水虫の感染ルート
水虫はどのように感染するのでしょうか。
まず、水虫がうつるしくみですが、水虫に感染した人が落とした垢などの皮膚片が別の人の皮膚に付着して感染します。
このような状況になりやすい場所や環境が、水虫の感染ルートとなります。
よく、銭湯のバスマットやプールなどでうつりやすいと聞いたりしますが、そのほかにも気をつけたい場所があります。
・スリッパ
足裏が直接触れるスリッパは水虫の感染源として注意が必要な場所です。
共用サンダルなどにも気を付けてください。
・畳やカーペット
フローリングのように拭き掃除ができないので、白癬菌が棲みつきやすいです。
裸足で歩かないようにしたり、こまめに掃除機をかけるなどの対策が必要です。
・布団
皮膚が直接触れ、湿気がこもりやすい布団も要注意です。
天日干しにしたり布団乾燥機にかけたりして清潔を保ちましょう。
水虫が再発を繰り返すのはなぜ?
よく、水虫は繰り返すという人がいますが、一体なぜなのでしょうか。
現在市販されている水虫薬は大変効果があるので、正しく服用すればおよそ2週間程度で症状は良くなるといわれています。
ですが、2週間程度使っただけでは症状は治まっても白癬菌を完全に死滅させることはできず、皮膚に残ってしまいます。
できればクリニックを受診し、医師の処方通りに服薬するのが完治への近道ですが、市販薬の場合には最低でも1ヶ月は毎日塗り続けることが大切だといいます。
また、症状が出ている患部以外にも白癬菌が潜んでいることがあるので、薬を塗る場合にはたとえ症状が足指だけであっても足全体にくまなく塗りましょう。
水虫治療には根気が必要です。
でも、この先ずっと苦しむよりも1〜2カ月頑張って完璧に治した方が、身も心も楽ですよね!
水虫薬を使う時はここに注意
水虫薬の塗り薬を使う時は必ず次のようにして使ってくださいね。
1.手指と患部を良く洗う
2.薬を指に取ったら、必ず清潔なティッシュやガーゼで開口部をぬぐう
3.薬を足すときは一度手を洗って清潔にした後で行う
面倒に感じるかもしれませんが、薬を患部に塗ったその指で、再度薬を取ってしまうと、手指についた白癬菌や感染した皮膚が容器に付着してしまいます。
白癬菌がついてしまった薬を何度塗っても、良くなるはずがありません。
治すために薬を使うのですから、面倒がらずにこの手順を守りましょう。
水虫の予防法と対策法
水虫の予防と対策についてです。
白癬菌は、皮膚についたからといってすぐに感染してしまうわけではありません。
高温や多湿などの環境条件がそろった時、1〜2日かけて皮膚に入り込み、増殖を始めます。
だから、「水虫うつりそうだな」というような場所や物に触れたからといって慌てる必要はないのです。
その後のケアをしっかりして、水虫予防に努めましょう。
水虫予防のポイント
水虫の予防や対策には、次のことに注意してください。
・手指や足など、局部を清潔にする
・通気性の良い靴下や下着をつけ、乾燥させる
・1日中靴を脱げないような場合は、靴下を交換するなどなるべく湿度をあげない工夫をする
・床掃除をこまめに行う
・バスマットやタオル、スリッパなどを共有しない
水虫まとめ
水虫は痒いものとばかり思っていましたが、無症状・無自覚の水虫もあると知って驚きました!
知らず知らずのうちに他人に感染させてしまう可能性もあるなんて、怖いことですよね。
たとえ症状がなくても、足裏を清潔にしたり、掃除をこまめにしたり、また感染予防にタオルやスリッパなどの共有を避けるなど、できることから始めたいですね。
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