【たけしの家庭の医学】血糖値にはこのフルーツ!β-クリプトキサンチン&新型腰痛とは?

たけしの家庭の医学 フルーツ

2017年11月14日の【名医とつながる!たけしの家庭の医学】は、血管の老化を防ぐ2栄養素と新型腰痛の改善方法、睡眠と認知症の関係についての特集です。

当サイトマミィでは、番組内容に沿って血糖値を下げるフルーツの秘密や血管の老化を防ぐビタミン、さらに新型腰痛、睡眠と認知症の関係など独自に調べたことなどをお伝えしていきます!

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血糖値を下げる(秘)フルーツに含まれる栄養素○○とは?!

血糖値を下げる食材の色は黄色のものと番組では紹介されていました。

さらに糖尿病の発症リスクを57%も低下させるという黄色いフルーツも紹介されました。

その果物の中に、ある栄養素が含まれているのですがその栄養素が良いのだといいます。

まずそのフルーツとは、ずばりみかんです!

正しくは温州みかんと呼ばれるもので、私たちに最も親しみのある、こたつで食べるみかんは温州みかんです。

みかんの黄色い色素である「βクリプトキサンチン」という栄養素が、血糖値を下げる効果があるとして近年大変注目されているんです。

みかんを食べ過ぎると手のひらが黄色くなるのは、βクリプトキサンチンが血液中の脂肪組織に蓄えられるために起こる現象です。

 

βクリプトキサンチンは、私達の血液中に存在する主要なカロテノイドの一つです。

血中のβクリプトキサンチン濃度が高い人ほど肝機能障害や動脈硬化、インスリン抵抗性といった生活習慣病のリスクが低いというデータもあります。(農研機構果樹研究所 三ヶ日町研究)

さらに同研究では、みかんを1日3〜4個食べ、βクリプトキサンチンを多く摂取する人は、2型糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクが低くなることも同研究で明らかにされています。

血液中のβクリプトキサンチンは、みかんを多く食べる人ほど高く、みかんの出回らない夏場でも、冬場にしっかり食べた人ほど体内に多く残るということもわかっています。

 

βクリプトキサンチンには、血糖値を下げ糖尿病を予防する効果の他にも、次のような効果が期待されています。

  • がん抑制
  • 免疫力向上
  • 骨粗鬆症予防
  • 美肌

血糖値の急上昇を抑えるようなみかんの食べ方は、食前がベストです。

食前に食べることで、食事からの血糖値の吸収を穏やかにするとともに、みかんの甘みが脳に働きかけて食べ過ぎを防いでくれるということです。

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血管の老化を防ぐビタミンとは?!

続いて、血管の老化を防ぐビタミンの新常識です。

血管を老化させる物質を分解して心筋梗塞をのリスクを半減してくれるビタミン、それはビタミンBです!

血管を老化させる物質とは、ホモシステインというアミノ酸(システイン)の代謝によって一時的に産生される物質で、血中のホモシステインの濃度が上昇すると活性酸素が生じ、動脈硬化の原因になるといわれています。

動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす要因です。

そこで、ホモシステインを分解するカギとなるのが、葉酸とビタミンB6、ビタミンB12なのです。

 

葉酸もビタミンBの仲間で、ほうれん草や芽きゃべつ、モロヘイヤなどの野菜や、レバーなどに多く含まれる栄養素です。

妊活中や妊娠中の女性に積極的に摂りたい栄養素としても有名ですね。

ビタミンB6も、野菜、魚、レバー、肉、全粒粉などに多く含まれています。

このように、食事で葉酸やビタミンB6を十分にとっている人では、そうでない人に比べ、心不全や脳卒中、冠動脈疾患などの心血管疾患による死亡リスクが低下するということが、2011年磯博康・大阪大学大学院医学系研究科教授らの研究チームによって明らかにされました。

 

毎日摂りたいビタミンB群ですが、これらをバランスよく豊富に含んでいる食材はレバーだと番組では紹介されていました。

しかしレバーを毎日食べるのは大変ですよね。

番組ではレバーに変わる食材として海苔(のり)が紹介されていますが、当サイトマミィがおすすめするのは卵です。

卵2個で1日に摂れる栄養素は、ビタミンB12、1ug、ビタミンB6、0.08mg、葉酸、45ugです。

ビタミンB群だけでなく、たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているスーパー食材でありながら、様々な料理に活用できて毎日飽きずに食べられるのがおすすめの理由です。

 

ビタミンB群は水溶性ビタミンのため体内にためておくことができないので、毎日摂る必要があります。

無理ない方法で毎日の食事から摂り続けることが大切といえそうです。

関連記事:認知症を予防&血管の老化を止めて若々しくいよう!

認知症になりやすい危険な睡眠とは?!

認知症になりやすい危険な睡眠について解説したいと思います。

睡眠と認知症には深い関係があるといわれています。

認知症の原因であるアミロイドβという物質は睡眠時にリセットされていますが、睡眠をしっかりとれていないとアミロイドβが蓄積して、認知症を発症させてしまうリスクが高まります

寝言、夜間の頻尿、寝相が悪い、いびきなど睡眠障害のなかで最も認知症になりやすいといわれる危険な睡眠があります。

 

認知症とのかかわりが指摘されているのは、いびきです。

不自然にいびきがうるさい人や睡眠時に呼吸が不規則になる人は、早い時期に記憶障害や思考の衰退を引き起こすリスクが高いということが、アルツハイマー病脳画像先導的研究の調査によって明らかにされました。

一般的に、高齢者になると喉元の筋肉が弱くなるため、いびきをかきやすくなるといわれています。

この研究で、睡眠時呼吸障害のある人は治療の結果障害のない人にくらべ、平均して10年ほど早く軽度認知障害を発症していることがわかったそうです。

そこでおすすめなのが、抱き枕です。

 

いびきの原因は、仰向けに寝たときに喉の奥に舌が沈んで気道を塞ぐことなので、横向きに寝れば舌が沈み込むのを防ぐことができ、呼吸がしやすくなるのです。

抱き枕を抱いて寝れば、自然に横向きの姿勢になれるので、寝ている時の呼吸も楽になります。

また、高さのあっていない枕も睡眠を浅くしたりいびきの原因となります。

睡眠と認知症の関係については、こちらの記事にも詳しく解説していますので参考にしてください。

関連記事:【主治医が見つかる診療所】睡眠負債を返済して認知症予防&肥満防止!

関連記事:ガッテン!認知症予防は脳のゴミ【アミロイドβ 】排出が大切?

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新型腰痛とは?!

日本人の10人に1人が当てはまるといわれている、新型腰痛について解説します。

日本人の腰痛の85%が原因不明であり、さらにその1割が新型腰痛だといわれています

今回の家庭の医学の新型腰痛は「殿皮神経障害」が特集されていました。

殿皮神経障害は、長時間座り続けたりすることなどが原因で、腰からお尻に左右に伸びる神経が骨盤とぶつかって激しい痛みを引き起こす腰痛です。

 

また、平成22年に同番組の前身である「たけしのみんなの家庭の医学」でも特集された新型腰痛は、腰部慢性疼痛という脳が原因の腰痛でした。

痛みを長く我慢すると、痛みの原因を取り除いても脳が誤作動を起こして痛みが延々と続いてしまう状態になることがあるといいます。

もう一つ、脊髄終糸症候群という腰痛も新型腰痛と呼ばれることあります。

脳からの信号を伝える太い神経組織である「脊髄」と、背骨の端にある「尾骨」とをつなぐ糸のような脊髄終糸という組織が硬くなり、腰を曲げたときに引っ張られると強い痛みを伴うことがある腰痛です。

番組では、お尻を押すだけで新型腰痛かをセルフチェックできるストレッチも紹介されます。

まとめ

今回の放送は、血糖値を下げて糖尿病を予防し、血管の老化を防いで動脈硬化を予防する方法、睡眠と認知症との関係や新型腰痛など盛りだくさんの内容でした。

これからの季節、みかんがますますおいしくなります。

ぜひ毎日みかんを食べて、ぐっすり眠り、健康な日々を過ごしていきましょう。

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