その原因Xにあり!ピストル血圧とは?夜間高血圧とは?原因や予防法など

高血圧

2017年7月28日のその原因Xにあり!は【高血圧予防SP!里見浩太朗に密着!血圧急上昇の習慣解明】です。

脳梗塞、脳出血、腎不全、糖尿病などの引き金となる高血圧について、原因や予防法などを探ります。

当サイトマミィでも、番組で取り上げたピストル高血圧や夜間高血圧について調べてみたことをお伝えします。

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高血圧とは

はじめに、そもそも高血圧とはどのような状態をいうのかおさらいしましょう。

私たちの体には頭のてっぺんから足の先まですみずみまで血管が張り巡らされており、心臓から送り出された血液が絶えることなく血管を流れて体中を駆け巡っています。

血圧は、血液が流れる際血管に加える圧力のことです。

血圧を測るとき、よく「上」とか「下」という言い方をしますよね。

「上」は収縮期血圧といって、心臓が血液を送り出すためにぎゅっと収縮した時の血圧です。

「下」は拡張期血圧といって、全身を巡った血液が心臓に戻るとき心臓が拡張する際の血圧です。

最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上が高血圧と診断される目安です。

高血圧は脳梗塞・脳出血・腎不全・糖尿病のリスクを高める

高血圧は、血管に過度の圧力がかかっている状態なので、血管は傷ついてダメージを受けています。

高血圧が続いて血管がダメージを受け続けると、やがて血管が破裂したり血管が詰まって脳出血や脳梗塞を起こす可能性があります。

腎臓の細い血管に障害が起こると、腎不全になります。

 

また、糖尿病の人は、そうでない人に比べると約2倍高血圧が多いといわれています。

血糖値が高いと血液が濃くなってしまい、血液や体液にとり込まれる水分が増えてしまって血圧が上昇します。

さらに、糖尿病に多い肥満体型は交感神経が優位になりやすく、アドレナリンやノルアドレナリンなどの血圧をあげるホルモンの分泌が多くなります。

インスリン抵抗性も高血圧を招きます。

高血圧が糖尿病を引き起こすこともあれば、糖尿病の人が高血圧になりやすいとも言えるし、高血圧と糖尿病は根深い関係にあるのです。

ピストル高血圧とは

ピストル血圧とは、一時的に急激に血圧が跳ね上がることによって、血管の壁にダメージを与えてしまう状態をいいます。

特に起床時に急激に血圧が上がるモーニングサージは危険です。

心筋梗塞が発症する最も多い時間帯は早朝だといわれています。

他にも、急激に血圧が上がる原因には、次のようなことがあげられます。

・急激な温度変化

気温が10℃低下すると、上の血圧は約13mmHg、下の血圧は約7mmHg上昇するといわれています。

冬場の入浴時に危険とされているヒートショックがこれにあたります。

・ストレスや緊張

過度のストレスや緊張状態では、交感神経の活動が高まるだけでなく、副腎皮質ホルモンが盛んにつくられるようになるので、コレステロール濃度が高まり、血糖値が上昇し、さらに血液も濃くなって動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。

心拍数が上がり脈拍が早くなることも血圧上昇につながります。

家では正常なのに、病院での血圧測定の時だけ急に血圧が上昇する人のことを白衣高血圧症とよんだりまします。

・激しい運動

普段運動習慣がない人が、いきなり激しい運動をすると血圧が急上昇することがあります。

日頃から適度な運動習慣を心がけましょう。

・寝不足

血圧は、交感神経と副交感神経という自律神経のバランスによってコントロールされています。

睡眠不足など不規則な生活は自律神経を乱し、血圧をあげる原因となります。

夜間高血圧とは

夜間高血圧とは、睡眠中も血圧が高いままの状態をいいます。

病院などでの測定では正常値であるのに特定の時間帯だけ高血圧がみられることから「仮面高血圧」ともいわれ、夜間高血圧だけではなく、早朝高血圧や昼間高血圧の人もいます。

通常、血圧は朝が一番高く、夜になるにつれて下がっていきます。

しかし、昼より夜の方が高い状態を夜間高血圧といい、心血管疾患のリスクが高くなるといわれています。

腎臓障害、自律神経障害、睡眠時無呼吸などが原因になっていることもあります。

夜間の血圧が下がらないまま朝を迎えると、早朝高血圧と区別がつかないこともあります。

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更年期高血圧にも注意

高血圧は閉経後の女性に急増します。

50代以降の女性の2人に1人は高血圧ともいわれているのです。

その原因は女性ホルモンであるエストロゲンの減少によるもの。

更年期障害はホルモンバランスの乱れによって頭痛やめまい、ほてりや脱力感など様々な深い症状を示しますが、血圧上昇もそのうちの一つです。

また、ずっと高いままではなく、高くなったり低くなったり乱高下を繰り返すのも特徴です。

不足しがちな女性ホルモンをサポートするためのサプリも人気です。

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高血圧の予防

高血圧の予防には、次のような生活習慣に気をつけましょう。

  • 塩分を控える
  • 食べ過ぎない
  • 適正体重を保つ
  • 良質な睡眠をとる
  • ストレスをためない
  • アルコールは適度に
  • 禁煙
  • 運動習慣をつける
  • ミネラルを摂る

このようなことに気を付けて日々の生活を送ることで、高血圧は予防できます。

血圧は健康のバロメーターです。

是非毎日血圧を測る習慣をつけましょう。

まとめ

高血圧は、時に頭痛や肩こり、めまいなどの症状に現れることもありますが、こうした症状は特に高血圧でなくても感じる場合も多いので本人は気づきません。

自覚症状のないまま進行してしまい、突然死を招くこともあることから「サイレントキラー」という怖い別名でも呼ばれています。

高血圧予防のためには、

  • 毎日決まった時間に血圧を測る
  • 高血圧予防のための生活習慣を心がける

これらのことが大切です。

誰でも年齢とともに血圧は少なからず上昇していきます。

今、高血圧の症状がなくても、血圧対策はしておくに越したことはありません。

血管を若く保つことは、健康長寿のためには欠かせないことなのです。

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