たんぽぽコーヒーは妊娠中から授乳期にかけてのママの強い味方となる、体に優しいノンカフェインのコーヒーです。
母乳を出しやすくしたり、身体を温めたり、毒素を排出したり、様々な効果のあるたんぽぽコーヒーのすべてを紹介します。
また、たんぽぽ茶との違いや副作用など気になることについても解説します。
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たんぽぽコーヒーとは
たんぽぽコーヒーとはどんな飲み物なのでしょうか。
たんぽぽコーヒーは、欧州のポーランドが発祥の地です。
中国では古くから漢方薬として、ヨーロッパでも昔から薬草として認知されており、食用として利用されてきました。
たんぽぽコーヒーは、コーヒーという名前ですが実際はコーヒーではなく、たんぽぽの根っこを乾燥させてコーヒーの色に見立てた健康茶です。
だからノンカフェインで体に優しいので、妊婦さんから授乳中のママに人気なんですね。
ではなぜ、妊娠中や授乳中のママに特別人気があるのでしょうか。
たんぽぽコーヒーと母乳の関係
たんぽぽコーヒーを飲むと母乳の出がよくなるといわれています。
たんぽぽ茶コーヒーはたんぽぽの根が原料ですが、ビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれており、ホルモン分泌を正常にする働きがあります。
そこで、原料となるたんぽぽに含まれる栄養素について、主なものをあげてみます。
・花びら・・・ルテイン
・葉・・・ビオラキサンチン・ビタミンA・B群・C・D・カリウム
・根・・・タラキサンシン・イヌリン・配糖体・コリン・フェノール酸
特に母乳の出に関係しているといわれるのはタラキサンシンで、タンポポから出る乳白色の汁に含まれている苦み成分です。
タラキサンシンはたんぽぽの根に含まれているので、たんぽぽコーヒーを飲むことで母乳の分泌が促進されるというわけです。
たんぽぽコーヒーには、他にも授乳中のママの健康にいい成分がいっぱいです。
イヌリンは多糖体の1種で、糖の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑制する作用があるので、糖尿病を防ぐ効果や善玉菌を増加させて腸内環境を正常に保つ作用もあります
コリンはアミノアルコールの1種で、ビタミンB12と共に体内へ摂取することによってアルツハイマー型の認知症を改善することが期待されています。
また、妊娠中にコリンを摂取すると賢い子どもが生まれる可能性が高くなるとも言われることから、たんぽぽコーヒーは妊婦さんに人気があるんですね。
コリンは他にも、高血圧や動脈硬化を防ぐ効果を持ったビタミン様物質としても有名で、血管を広げて血圧を降下させることが出来るアセチルコリンの材料ともなるため、高血圧になりやすい妊婦さんにとって嬉しい成分です。
たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶の違い
たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶って、どんな違いがあるのでしょうか。
タンポポコーヒーとタンポポ茶、呼び方は違いますが実は同じものです。
たんぽぽコーヒーはコーヒーじゃなくて、たんぽぽの根っこのお茶です。
たんぽぽコーヒーをたんぽぽ茶と呼んでいるメーカーもあるし、他の材料とブレンドしたものをたんぽぽ茶と呼んで区別しているメーカーもあります。
なので、商品選びの時は、たんぽぽの根100%のものがいいか、ブレンドされたものがいいのかというところで選んでみてください。
たんぽぽコーヒーの味は?
たんぽぽコーヒーの味です。
たんぽぽコーヒーは、見た目はコーヒー色をしているので苦そうですが、口に含むと全然苦くありません。
クセもないので、普通にお茶として飲みやすいと思います。
ですが、産地や製法によって味は変わってくるとのことで、製品によっては苦味が強かったり土っぽかったりするものもあるようです。
ママの口から入って母乳になるものなので、品質の良いものを選びたいですね。
おすすめたんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶
たんぽぽコーヒーとたんぽぽ茶のおすすめを紹介します。
ティーライフという会社のたんぽぽコーヒーと、たんぽぽ茶ブレンドは、おいしさと品質の良さ両方を備え持つたんぽぽ飲料です。
ティーライフのたんぽぽコーヒー
ティーライフのたんぽぽコーヒーはたんぽぽ根100%のノンカフェイン飲料です。
ほのかに甘みが感じられ、ママだけじゃなく小さい子も安心して飲むことができます。
「どんな味かな」と気軽に試せる、お試しパックもありますよ。
たんぽぽ茶ブレンド
たんぽぽ茶ブレンドは、たんぽぽ根の他に北海道産黒豆と醗酵ギンネムがブレンドされてさらに飲みやすくなったお茶です。
醗酵ギンネムによってカルシウムと鉄分が強化され、さらに味も香ばしくなりました。
こちらもお試しパックがあります。
授乳中はとにかくたくさん水分を摂ることが大切です。
水分補給をたんぽぽコーヒーにして、質のいい母乳をたくさん作ってくださいね。
たんぽぽコーヒーの副作用
たんぽぽコーヒーに副作用はあるのでしょうか。
というのも、たんぽぽコーヒーを買おうとしてネットに「たんぽぽコーヒー」と入力したら、続いて「乳がん」と検索窓に表示されたんです。
「え…母乳にいいのに乳がんになるの?!」とびっくりして、調べまくりました。
乳がんについて
まず、日本人の乳がんの7割を占める「ストロゲン依存性乳がん」は、がん細胞にあるエストロゲン受容体と体内にあるエストロゲンが結合してがん細胞が増えていくことによって起こるがんです。
エストロゲン値が高いほどがんの細胞分裂も活発になるため、エストロゲン値が常に高い状態であると乳がんにかかりやすく進行もしやすくなるのです。
エストロゲンは、カフェインの摂取で上昇するといわれています。
だから、ストロゲン依存性乳がんについていえば、ノンカフェインのたんぽぽコーヒーはむしろ、乳がんのリスクを低くすると言えそうです。
また、たんぽぽの葉には糖鎖T-1という分子量が600以下の糖鎖が含まれており、細胞やホルモンに情報を伝えるアンテナの役割をしています。
これが近年、免疫力を高めたり抗ウイルス作用や抗がん作用があるのではないかと注目されているようです。
こうしたことから、たんぽぽコーヒーは乳がんリスクを高めるのではなく、乳がんのリスクを下げる飲み物だということがわかりました。
その他副作用について
たんぽぽ茶は母乳分泌や冷え症改善など様々な嬉しい効果があり、健康維持にはぴったりのお茶です。
しかもノンカフェインなので、飲みすぎを心配することもありません。
だから副作用というものは基本的にはないと考えられますが、しいていうなら、利尿作用が強いのでトイレが近くなることでしょうか。
それでも見方を変えれば浮腫み防止ということもできるので、知識として知っておいてもらえたらと思います。
たんぽぽコーヒーのまとめ
たんぽぽコーヒーが母乳育児の強い味方になってくれること、おわかりいただけましたでしょうか。
体に良いお茶は他にもたくさんありますが、ライフスタイルやライフステージによって、その時ベストなものを選ぶことが大切です。
たんぽぽコーヒーは妊娠中~授乳中のデリケートな体に最も適したお茶なので、母乳に悩んでいるママはぜひ試してみてください。
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