2月15日小学館から発売の「小学8年生」という雑誌が発売前から話題だったので、読んでみました!
気になる内容と、子供の感想、ママが感じたことなどをレビューしてみます。
少しネタバレ注意です。
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小学8年生とは
「小学8年生」は2017年2月15日に小学館から創刊された、小学生向けの雑誌です。
ママ世代が小学生の頃、学年に応じて「小学○年生」って雑誌、読んでませんでしたか?
時代とともに対応学年の号が減っていき、現在残っているのは「小学1年生」のみ。
そして、2016年12月26日発売号をもって休刊した「小学2年生」の増刊号というフレコミで発売された「小学8年生」!
全学年の小学生に向けた紙面づくりがコンセプトという「小学8年生」が目指すのは、潜在学習なのだそう。
潜在学習とは、そのときには行動に表れていなくても潜在的にある程度学習することにより、いつか急激に学習成果が開花するというもの。
「小学8年生」の目指す潜在学習が具体的にどういうものなのか、紙面を読んで解明してみました!
小学8年生の内容
気になる「小学8年生」の内容です。
目次は21項目もあって、カラー写真が多いので、開いた瞬間からワクワクします。

創刊号のテーマは「学校いろいろ大研究」で、学校についてのあれこれをいろんな角度から分析しています。
私が面白いと思ったのはお宝探しのコーナーで、学校にある備品の値段がずらーっと並んでいます。
例えば、体育館のステージにある、校長先生がお話しする講演台ありますよね。
あれ、いくらだと思いますか???
なんと、1076000円もするんですって(*_*)
他にも跳び箱(8段)96000円とか、学校って結構お金かかってるんですね!
子供とクイズ形式で「アレの値段はいくらだと思う~?」なんて盛り上がっちゃいました。
ほかには、憧れの職業につくためにこういう学校があるよっていう学校紹介や、科学コーナー、クッキングコーナー、有名人のインタビューは卓球少女伊藤美誠選手と平野美宇選手などがあり、すべてオールカラーの写真のページになっています。
後半はマンガコーナーで構成されていて、定番のドラえもん、名探偵コナン、そして目玉企画のドナルド・トランプさんの伝記です。
トランプさんの漫画は、彼の型破りっぷりを大げさに描いていて、思わず笑っちゃいました^^;
雑誌自体は厚さ1センチ程度とそんなにボリュームなさそうに見えますが、中身はかなり濃いです。
1冊読み終えると、大人の私でも結構疲れました…
小学8年生の付録
小学8年生の紙面とともに話題になっているのが、付録です。
学校いろいろ大研究のテーマに沿って、創刊号の付録は「手作りチョークと黒板ノートキット」です。


黒板ノートは雑誌本体についているので、切り離して使います。
ちゃんと厚みがあるので、子供だましではなく、普通に使えそう。
そして手作りチョークというのがまたおもしろい。
粘土のようなチョークのもと(?)をこねて好きな形を作って一晩おいて乾かすと、手作りチョークの出来上がり!
絵の具を混ぜればカラーチョークになります。
うちでは、絵の具は学校に置きっぱなしなので、代わりにラメパウダーを練り込んでみました☆

黒板消しもついているので、描いて消して繰り返し使えます。
子供と一緒にチョークを作って遊べるので、親子のコミュニケーションにもなりますね。

小学3年生の子供の感想
小学8年生を読んだ小学3年生のうちの子の感想です。
まず良かった点から。
よかったところ
・いろんなことが書いてあってお勉強になった
・付録をつくるのが面白かった
・写真が楽しくてわかりやすい
うちは小学生新聞をとっているのですが、テーマや構成が似てるんだとか。
難しいことをかみ砕いてわかりやすく書いてあるので、物知りになると言ってました。
また、手作りするタイプの付録も新鮮だったようで、楽しんでやっていましたよ!
でもイマイチだった点もあるみたいです。
イマイチだったところ
・文字が多い
・意味が分からない言葉があった
・難しい
・勉強っぽくて疲れる
たしかに、あれもこれも!って詰め込みすぎてる感は否めないかな^^;
大人にとっては情報量が多い方が価値があるけど、せっかくくつろぐために開いたのに意外とお勉強っぽいって言って、途中で読むのやめちゃいました…
あと、「ママこれどういう意味~?」って何回も聞かれましたね。
漢字にフリガナは振ってありますが、難しい単語もたくさんあったみたいで苦戦してました。
全学年対応っていうことでしたが、3年生には少し難しかったようです。
「何年生向きっぽいかな?」と尋ねたら、「4、5年じゃない?」とのこと。
なので、低学年の子は親子で一緒に読むのがおすすめですね!
小学8年生を大人が読んだら
小学8年生を読んでみて、私が感じたことです。
発想は面白いと思いましたが、やはり全学年対応はムリがあるかな~と思います。
子供時代の年齢差って、大人になってからよりもっと大きな差があります。
よっぽどお勉強好きじゃないと、親と読んでも理解するのは難しいんじゃないかな。
あと、全体的に「学習」という側面が大きいですね。
私が読んでいたころの「小学○年生」って、ファミコンとかアニメとかおもちゃとか、もっとゆる~い感じだった気がしますが。
全体的な感想として、「親が子供に読ませたい」雑誌なんじゃないかという印象を受けました。
自発的に「ママ、読みたいから買って!」って子供が言い出すような、インパクトのあるテーマもなかったように思います。
1冊980円と雑誌にしてはお高いですが、この内容の濃さと情報量なら妥当かなと思いました。
でも、このボリュームを子供が消化できるかについては疑問です。
全学年向けだったら、この半額くらいでもうちょっと内容を削った方がとっつきやすいかな。
小学8年生 まとめ
小学○年生で育った私は、この「小学8年生」の発売をとても楽しみにしていました。
今はいろんな物や情報があふれ、価値観も多様なので「○年生だから」といってみんなが共通して興味があるテーマを探すのは難しいと思います。
でも○年生シリーズを読むことで、全国の平均的な○年生像(こんなこと流行ってるんだ、とか)がわかったし、○年生なら知っておきたいこととかも知ることができたので、そういう意味での存在感は大きかったですけどね。
現在、3号までの発売が決定されているとのこと。
2号は5月、3号は7月発売予定だそうです。
書店やスーパー、アマゾンなどでも買えますので、興味のある方は読んでみてください(^^)v
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