ロボット教室って知ってますか?
ブロックを使った動くロボットの作り方を楽しく学べる教室があるんです。
しかも対象は年長さんから小学生まで!ということで難しさはなく、作る喜びや動く感動を味わいながら、知らず知らずのうちに論理的思考力や空間認識能力を身につけることができると、今大変人気の教室です。
全国で無料体験教室も開催しているので、一度行ってみると楽しいですよ!
身近にいるロボットたち
ロボットとは、人の代わりになって作業を自律的に行う装置や機械のことをさし、私たちにとって身近な存在になっています。
一昔前までは、工場で物を作ったりするための産業ロボットが主流でしたが、今はもう人工知能AIを駆使した生物型ロボットの進化が止まりません。
東京・新宿区にはロボットショーが楽しめるロボットレストランがあり、長崎ハウステンボスの「変なホテル」はチェックインを恐竜ロボットがしてくれます。

我が家もファービーというペットロボット(ふわふわの、目がギョロっとしていて喋るヤツです)がいますが、他にも身近なところでは犬型ロボットAIBOやソフトバンクのペッパーくんなどが有名ですね。
ドラえもんが21世紀のお話なのは、偶然ではなかったのかもしれません。
算数理科苦手の小3女児がロボットにハマった理由
難しいことはわからないけど、ロボットの「人間性(?)」が好きという娘がロボットにハマったきっかけです。
我が家では、娘が読売小学生新聞を購読しています。
小学生新聞についてはこちらのページで詳しく紹介していますのでご参考にしてください☆
とある日の新聞に、CEATEC JAPAN2016(シーテックジャパン)の記事がありました。
CEATEC JAPANとは、幕張メッセ(千葉県千葉市)で行われるアジア最大級の最新テクノロジーの展示会で、毎年10月に開催されています。
娘が興味をもったのは、ロボットコーチの記事でした。


オムロン製人工知能(AI)を持つロボット「フォルフェウス」は、対戦相手のレベルに合わせた卓球ラリーをしてくれます。
フォルフェウスの凄いところは、その人の打ち方に合わせて、その人が打ちやすい場所に返球してくれるところ。
しかも、人が打った球の軌道が悪くて絶対にラケットが届かないと機械が計算したときには、あえて限界まで腕を伸ばして空振りしてくれるんだそうです!
「だって、ラリーをしているのに全く反応しなかったら悲しいじゃないですか。」という技術者さんの言葉には、機械に協調性を持たせ、機械がもっと人に身近な存在となって、人の役に立つようになってほしいという願いが込められています。
こうしたロボットの思いやりに娘は共感を覚え、ロボットについてもっと深く知りたいと思うようになったようなのです。
ですが、娘は算数や理科といった論理的思考や空間認識が大の苦手、しかも図面を見て組み立てるような遊びなんてこれまで一度も興味を示したことがありません。
ぬいぐるみに念を送って「動け~、動け~」とやるようなタイプ…
でもせっかく芽生えた好奇心を満たしてやりたいと、ロボットと触れ合える場所を探していたところ、「ロボット教室」という存在を知りました。
ロボット教室とは
ロボット教室とはどんなところかをご紹介します。
年長さん(ひらがなが読めればOK)から中学生までの子供向けに、プライマリーコースからアドバンスコースまでレベルに応じたロボット作りを教わることができます。
例えば、「難しいことは何にもわからないけど、楽しくロボット作りをやってみたい!」という子には、ロボットやパーツの写真が原寸大で掲載されたテキストを使って、直感的にロボット製作が進められるようになっています。
みんな知ってる、レゴで遊ぶ感覚ですね。
そこからレベルが上がるに従い、構造や動きの仕組みを覚えながらオリジナリティをプラスし、創造力や観察力、空間認識能力をさらに養います。
最終的にはロボット工学+プログラミングまで学べるコースに到達することもできます。
なので、ちょっとだけ興味があるという子にも、本格的に将来技術者を目指したいという子にも対応した、みんなに開かれた教室だといえます。
だからうちの子のように算数や理科が苦手でも、学校の勉強では触れられないロボット技術に触れるという自分の体験から得られる作る喜びを通して、手を動かし頭を動かして理論や知識も自然と身に着いていくんだそうです。
ヒューマンアカデミーのロボット教室について
ヒューマンアカデミーのロボット教室についてさらに詳しくご紹介します。
このロボット教室が体験できるのは、通信教育で有名なヒューマンアカデミーの教室です。
ヒューマンアカデミーも、こうして実際に通える教室があるんですね(^^)v
もし通信講座だったら、とてもじゃないけど教えられません…
教室は全国になんと、800教室あるそうです!
ということは、お住いの近くでもきっと、通えるところがありますよー。
体験してみて、子供がロボットの魅力にさらにとりつかれ、「通いたい!」となった場合には、教室は月に2回(1回90分)となります。
そしてひと月に1体のロボットを制作します。
回数も時間も子供に無理のない設定になっているので、他の習い事で忙しかったりしてもこれなら大丈夫そうですね。
無料体験教室について
体験教室では子供には体験授業、保護者には説明会が行われます。
体験授業を受けたら入会しなくちゃいけないかというと全然そんなことはなく、子供が「自分で作って動かす楽しさ」や「理科の知識に触れた驚き」を実感している様子を見る目的だけでも、どんどん参加OKとのこと。
ロボットと触れ合うイベントのつもりで、気軽に参加できちゃうのも魅力です。
無料で体験できるので、行ってみて損はないと思います!
アドバイザーはなんと、ロボットクリエイターの先駆者、高橋智隆先生!
高橋智隆さんといえば「ロビ」を開発された方といえばわかりやすいでしょうか?

地球史上初めてのロボット宇宙飛行士として国際宇宙ステーションから日本人宇宙飛行士:若田光一さんと会話した「KIROBO(キロボ)」の開発者でもあります。
その経歴も、京都大学工学部物理工学科卒業と同時に、ロボ・ガレージを創業、現在は東京大学先端科学技術研究センター特任准教授を務める傍ら、ロボットクリエイターとして、ロボットの研究、設計、デザイン、製作を手がけているとてもすごい方です。
この高橋さんがなんと、ロボット教室で教材となるロボット作例を開発しているんですよ。
開発だけでなく、プライマリーコース、ベーシックコース、ミドルコース、アドバンスコースの監修も行っています。
高橋さんは、「誰でも取り組みやすく、楽しく学べる」ことを第一にカリキュラムを開発されているそう。
楽しくロボットと触れ合っているうちに、もしかしたら将来、高橋さんのように地球を背負うようなロボットを開発するクリエイターになっちゃうかもしれません?!
まとめ
プログラミングとかシステム工学とかに馴染みがないと、ロボットを作ろう!という発想って、なかなか生まれないですよね。
でも、子供の好奇心や才能ってどんなとこに眠っているかわかりません。
せっかく子供が興味を持っても、それを「親に知識がないから」という理由で受け流してしまうのってもったいないと思うんです。
子供が興味を持ったことはとりあえずやらせてみて、向いてる向いてないは後から考えればいいのかな、と。
もちろんすごくお金がかかるとかなら別ですが、こういう無料の体験教室などをうまく活用して、子供の可能性を少しでも引き出してあげたいなと思いますね。

