【きょうの健康まとめ】睡眠時無呼吸症候群のサインとは?

睡眠時無呼吸症候群のサイン

NHK「きょうの健康」で睡眠時無呼吸症候群(SAS)が取り上げられました。

しっかり寝たはずなのに疲れが取れない、昼間眠くなるなど睡眠不足の症状を感じる人は、睡眠時無呼吸症候群かもしれません?!

睡眠時無呼吸症候群かな?と思ったら、知っておくべきことについてまとめてみました。

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睡眠時無呼吸症候群とは?

はじめに、睡眠時無呼吸症候群という病気について説明します。

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に10秒以上の呼吸停止を繰り返す病気です。

寝ている間の無呼吸が、日中の眠気や生活習慣病の要因となるなど起きている時の様々な活動に影響を及ぼすことから、放っておくと怖い病気です。

適切な治療を行わないと、高血圧や糖尿病ばかりでなく、 心筋梗塞や脳梗塞の原因になり命を縮めることもあることが明らかになっています。

睡眠時無呼吸症候群は、食生活の欧米化によってもたらされた現代の国民病ともいわれ、全人口の10%近くの人が当てはまるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群はこんな症状

睡眠時無呼吸症候群特有の症状は「大きないびき」です。

呼吸が止まると、脳は覚醒して呼吸するよう指令を出します。

呼吸が再開されるときに出る大きな音、これがいびきなのです。

 

呼吸が止まると体はどんどん酸素不足になり、酸素不足を補うために心拍数が上がります。

寝ている本人が気づかないうちに、中枢や体に大きな負担がかかり、脳も体も断続的に覚醒した状態になるので体が休まりません。

質の良い睡眠と休息が十分にとれないので、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などを引き起こしてしまいます。

あなたは大丈夫?睡眠時無呼吸症候群チェック

寝ている間のことなので自覚症状を感じないという人もいますが、家族やパートナーに聞きながら当てはまることがないかチェックしてみてください。

・いびきをかく

・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかき始める

・呼吸が止まったり不規則になる

・むせたり、息苦しくなる

・夜中何度もトイレに目が覚める

・寝汗

・起きた時口が乾いている

・日中頭痛がしたり体が重い

・熟睡感がない

・目覚めが悪い

・昼間眠くなる

・集中力が続かない

当てはまる項目が多ければ多いほど、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高いといえます。

「もしかして睡眠時無呼吸症候群かも」と思ったら、「睡眠外来」などの専門科や、かかりつけ医に相談してみましょう。

睡眠時無呼吸症候群の要因

睡眠時無呼吸症候群には大きく二つの要因があります。

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)

睡眠中に気道が塞がれてしまい呼吸ができなくなるタイプの睡眠時無呼吸で、患者の9割がこちらに該当するといわれます。

気道が狭くなる原因は、首や喉周りの脂肪、扁桃腺肥大、骨格など様々な要因が考えられます。

中枢性睡眠時無呼吸(CSA)

呼吸中枢の働きが障害されて起きる睡眠時無呼吸です。

気道は開いており、肺や胸郭、呼吸筋、末梢神経にも異常がないのに、呼吸指令が出ないことによって無呼吸となります。

心臓の機能が低下している人の、30~40%の割合で中枢型の無呼吸がみられるといわれます。

 

どちらのタイプの睡眠時無呼吸症候群かによって治療方法も異なってくるため、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には医療機関で検査を受けましょう。

睡眠時無呼吸症候群こんな人がなりやすい!

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人というのはいるのでしょうか。

性別

女性よりも男性が多いといわれています。

その理由は、男性特有の脂肪のつき方や体型が関係しているためです。

男性は、女性と比べて上半身に脂肪がつきやすく、特に頸部の脂肪の分布割合が高いのが特徴です。

首回りの脂肪は、気道を狭める原因となり、閉塞性睡眠時無呼吸を誘発しやすくなります。

年齢

男性と女性とで異なり、男性は30~60代の働き盛りに多いとされています。

この年代は、体型の変化を感じ始める頃でもあり、生活習慣病のリスクも高いです。

肥満は気道を狭める原因となるので注意が必要です。

また、女性は閉経後に睡眠時無呼吸症候群の罹患率が高くなります。

女性ホルモンであるプロゲステロンは、上気道開大筋を活性化する作用がありますが、閉経してホルモンバランスが崩れることが睡眠時無呼吸症候群を引き起こすのではないかともいわれています。

見た目

首が短かったり、首に脂肪がついていると、気道が狭まりやすくなり、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいといえます。

また、下あごが小さかったり、歯並びが悪かったり、舌が大きい人も、そうでない人よりリスクが高くなります。

生活習慣

タバコやお酒の飲みすぎ、暴飲暴食も睡眠時無呼吸症候群の発症に関係します。

高血圧や糖尿病、高脂血症や肥満などの場合にも注意が必要です。

 

こうしたことから、適正体重を心がけ、タバコやお酒を控えた生活を送ることが、睡眠時無呼吸症候群のリスクを下げるといえそうです。

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睡眠時無呼吸症候群の予防や改善はできる?

睡眠時無呼吸症候群かもしれないと思ったとき、生活のちょっとした工夫で改善させることができるかもしれません。

・横向きで寝る

仰向けよりも横向きで寝る方が、気道をふさぎにくくなります。

抱き枕などを利用するのもオススメです。

・ダイエット

適正体重を保つことは、睡眠時無呼吸症候群の予防だけでなく様々病気の予防や改善に効果的です。

・鼻呼吸

口呼吸は鼻呼吸よりも気道が狭くなりやすいといわれています。

・深酒をしない

アルコールによって筋肉が弛緩することにより気道が狭くなります。

寝酒や深酒は睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。

睡眠検査「終夜睡眠ポリグラフィー」

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、医療機関を受診して「終夜睡眠ポリグラフィー」とよばれる睡眠検査を受けます。

センサーや電極を全身に取り付けて8時間ほど眠り、脳波や眼球運動、筋肉の動きなどを測定します。

また、入院の必要がない携帯型ポリグラフ装置による検査というのもあり、睡眠状態は検査できませんが、睡眠時無呼吸症候群の有無と、その重症度の見当をつける簡易検査法というのもあります。

睡眠時無呼吸症候群のまとめ

睡眠時無呼吸症候群は自分のことでありながら、当の本人は寝ている状態のため、一人ではなかなか気づくことが難しい病気です。

家族などの協力を得て、自分の寝ている時のいびきがどうか聞いてみたり、いびきの音を録音してもらったりして自分の状態を知ることが大切です。

良質な睡眠は心の安定にもつながります。

日頃の生活習慣を見直して、健康な毎日を過ごしましょう。

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