胃腸炎が流行する季節!学校・保育園などでの集団感染に注意しよう

胃腸炎

お子さんの通う学校・保育園・幼稚園で、胃腸炎でお休みする子増えてきていませんか?

どんどん寒くなり、インフルエンザとともに心配になってくるのがノロウイルスやロタウイルスなどが原因となる感染性胃腸炎です。

胃腸炎を引き起こすウイルスは非常に感染力が強いので、集団の中で発生するとまたたく間に広がってしまいます。

また、感染性胃腸炎と診断された場合、学校では出席停止の扱いになる場合もあるので注意が必要。

感染性胃腸炎について、予防や対策をご紹介します。

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感染性胃腸炎はなぜ冬に流行するの?

毎年11月くらいから2月くらいにかけて、胃腸炎が流行するのはなぜでしょう。

インフルエンザもこのくらいからはやり始めますね。

感染性胃腸炎もインフルエンザも、ウイルスによって引き起こされます。

普段、粘膜は粘液で守られているので、ばい菌やウイルスは体の中に入り込めません。

 

ところが、冬にかけて寒くなってくると空気が乾燥し、鼻や喉の粘膜が乾きやすくなります。

すると無防備な状態になっている粘膜にウイルスが付着し、増殖して悪さを始めるのです。

また人間の体は、体温が1度下がると免疫力が30%下がるといわれています。

寒さで体が冷えることによって免疫力が低下し、その結果体に侵入してきたウイルスに負けてしまうことも、冬に感染症が流行る一因になっているのではないかと思われます。

感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎)とは

感染性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎)とは、どのような症状なのでしょうか。

感染性胃腸炎の原因となるウイルスで最も多いのは、ノロウイルスやロタウイルスです。

それぞれの症状をまとめてみました。

ノロウイルス

症状:下痢・嘔吐・腹痛(まれに発熱)

感染から発症まで:数時間~2日くらい

期間:1~3日

かかりやすい人:すべての年代

注意事項:ほとんどは軽症で治るが、抵抗力の弱い乳幼児や老人、持病のある人などは重症化することもある

ロタウイルス

症状:下痢(白色の水様便)・嘔吐・発熱

感染から発症まで:2日くらい

期間:3~8日

かかりやすい人:乳幼児に多い

注意事項:感染した場合、ひどくなる場合が多いので脱水症状に気を付ける

胃腸炎にかかってしまったら

子供や自分が胃腸炎にかかってしまったら、慌てず次の2点を実行しましょう。

対処法

まずは医療機関を受診します。

残念ながら、ノロウイルス・ロタウイルスともにそれ自体に効果のある薬はありません。

我が子が赤ちゃんの時に胃腸炎にかかって処方されたのも、「お守りとして持ってて」という解熱剤だけでした。

そして、経口補水液での水分補給をしっかり行うことを指示されました。

 

心配なのは下痢や嘔吐による脱水症状なので、水分補給と休息で症状が回復するのを待つしかありません。

食欲もなく、食べても吐いてしまう状態が続くのは見ていてとてもつらいものですが、その小児科の先生はこんなことを言ってくれました。

「無理にミルクとか離乳食をあげても吐いちゃうと思うから、とりあえず経口補水液だけちゃんと与えてあげれば大丈夫です。1日や2日、食べないくらいでは何ともならないから、心配しすぎることはないですよ」

 

先生の言う通りにして水分補給だけしっかりしていたら、少しずつ他のものも受け付けるようになってくれたのでほっとしたのを覚えています。

※これは、うちの子の症状を見て先生が判断してくれたことなので、もしあなたが似たような状況になってしまった時は、必ずご自身でお医者さんの診断を受けてくださいね!

 

また、ウイルスや菌が排泄物と一緒に体の外へ出ていくのを妨げないようにするため、吐き気止めや下痢止めは出さないというお医者さんが多いです。

胃腸炎の回復は自身の免疫力にかかっていますので、日頃から丈夫な体を作っておくことがとても大切ですね。

感染を広げない

胃腸炎のウイルスはとても感染力が強いので、他の人にうつらないように気を付けます。

ウイルスはヒトのからだの中(小腸粘膜)で増えるので、患者の嘔吐物・排泄物には注意が必要です。

片づける時にはゴム手袋をし、新聞紙やペーパータオルでふき取ります。

汚れてしまった床は、消毒液でふき取ります。

 

消毒液ですが、家庭にあるキッチン用の塩素系漂白剤が有効です。

汚れた新聞紙やペーパータオル、ゴム手袋はすぐにビニール袋に入れて口を閉じ、処分しましょう。

 

その後、自分の手洗いを忘れずに。

汚れた床面だけでなく、患者が触れた可能性のあるドアノブや蛇口も消毒するとなおよいでしょう。

床の消毒の際、塩素の使えないじゅうたんや色落ちの心配のある場合は、高温のスチームアイロンで1分加熱してください。

使用後のアイロンの消毒も忘れずにしましょう。

胃腸炎のウイルス感染予防

まずはかからないように予防することが大切です。

感染予防に最も効果的なのは「手洗い・うがい」。

基本中の基本のように思えますが、ウイルスや菌を体に入れないためには一番有効な方法なんです。

正しい手洗いの方法を、動画で確認してみましょう。

手を拭くときのタオルやハンカチは共用せず、できればペーパータオルなどを使うとより予防効果は高くなります。

また、マスクの着用は感染する・させる、両方の予防にいいかと思います。

喉の乾燥対策としてもおすすめですよ。

学校での扱いは?

感染性胃腸炎と診断されたら、学校に報告しなければなりません。

感染性胃腸炎は、学校保健安全法で「第三種」に指定されています。

第三種は学校において流行を広げる可能性のある感染症で、感染症の種類や地域・学校における発生、流行の状態等を考慮して、学校長が出席停止にするかどうかの判断をします。

学校によっては、再登校の際に「治癒証明書」の提出が必要なところもあるので確認してくださいね。

まとめ

感染性胃腸炎はよく「お腹のカゼ」なんて言われるけれど、かかってみると本当苦しいしつらいものです。

学校で流行りだしたな、と思ったら手洗い・うがいをいつも以上に親子で徹底しましょうね。

重症化を防ぐためにも、「下痢した」「吐いてしまった」などの症状が出たらすぐ、お医者さんに診てもらうと安心です。

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