ガッテン!認知症予防は脳のゴミ【アミロイドβ 】排出が大切?

アミロイド

2017年5月17日放送のガッテン!では「これが世界最先端!夢の“認知症”予防SP」として、認知症予防の最新研究が放送されます。

ポイントは「脳のゴミ」をきれいに洗い流すこと。

脳のゴミとは何なのか、脳のゴミをためない方法は、などについて、独自に調べてみました。

脳のゴミの正体は

脳のゴミの正体について、解説します。

認知症のほとんどは、アミロイドβ(アミロイドベータ)とタウタンパク質が蓄積することによって脳細胞が死滅することで引き起こされます。

この、アミロイドβとタウタンパク質こそ、「脳のゴミ」と呼ばれるものの正体です。

早い人では40代からアミロイドβの蓄積が始まり、その約10年後からタウタンパク質の蓄積が始まります。

そこからアミロイドβとタウタンパク質は約15年かけて脳神経細胞を死滅させながら蓄積を続け、やがて認知症を発症させます。

発症まではアミロイドβの蓄積から約25年といわれており、70歳で認知症が発症すると考えると、認知症予防は45歳から必要ということになるのです。

アミロイドβとは

アミロイドβは、脳の神経細胞の老廃物と呼ばれるものです。

通常2つに分解されるべきアミロイド前駆体タンパク質(APP)という物質が、加齢などによる代謝異常で3つに分解されると、アミロイドβが生成され、老廃物として蓄積されていきます。

アミロイドβは、単体だと悪さをしませんが、二つ以上つながって「オリゴマー」となると、神経細胞を傷つける有毒物質となります。

アミロイドβが大脳皮質などの神経細胞の周囲に沈着すると「老人斑(アミロイド斑)」が増えていきます。

この蓄積によって脳神経細胞が傷ついていきます。

タウタンパク質とは

タウタンパク質は、脳神経細胞に貯まった老人斑が作用して神経細胞内の微小管から剥がれ落ちたものです。

剥がれ落ちたタウタンパク質が凝集して蓄積していくと、神経細胞そのものを死滅させていきます。

アミロイドβを蓄積しにくくする方法

アミロイドβを蓄積しにくくする方法を紹介します。

アミロイドβは、一度蓄積すると残念ながら減ることはありません。

そのため、いかに蓄積させないようにするかが認知症予防のポイントになります。

インスリン分解酵素

インシュリン分解酵素には、アミロイドβも分解してくれる働きがあります。

本来は、インスリンを分解するために働いているので、慢性的にインスリンが多い状態だと、アミロイドβの分解まで手が回らなくなってしまい、それが続くとアミロイドβが蓄積されていきます。

インスリンは、ブドウ糖をエネルギーに変える働きをするホルモンです。

インスリンの働きで血液中のブドウ糖がエネルギーに変換されることで血糖値は下がる仕組みになっているので、インスリンが多く分泌されないような食生活が、認知症予防には大切なのです。

つまり、常に高血糖状態が続くような食生活だと、インスリンが大量に分泌されてしまうため、インスリン分解酵素はアミロイドβを分解することができないということです。

インスリン分解酵素をアミロイドβの分解に働かせるためには、血糖値の急上昇を抑える食習慣が大切です。

・食事は野菜から食べるようにする

ご飯や麺などの炭水化物から食べ始めると、血糖値が上がりやすくなります。

血糖値の急上昇を避けるために、食事の際は野菜類から食べるようにしましょう。

・よく噛んで食べる

よく噛んで食べることは食べ過ぎを抑制し、また脳への刺激となるため認知症予防に効果的です。

睡眠を十分にとる

アミロイドβの蓄積と睡眠は密接な関係があります。

熟睡できないと、脳髄液によるアミロイドβの排出量が減少し、蓄積しやすくなるといわれています。

認知症の初期症状に、眠りが浅かったり昼夜逆転などの睡眠障害がみられることがありますが、これはアミロイド濃度に関係があるのではないかと言われています。

アミロイドβ濃度は、昼間に高く夜間に低いというリズムがありますが、認知症の人はこのリズムが崩れているために、昼夜問わずアミロイドβ濃度が高い状態にあると考えられているようです。

 

また、睡眠の質もアミロイドβの蓄積に関係があるといわれています。

睡眠の質を左右する脳のホルモンにオレキシンがあります。

オレキシンは、覚醒状態を維持するためのホルモンですが、熟睡できない原因として夜間のオレキシン分泌が関係している場合があります。

本来、就寝時にはオレキシン濃度は低下していないといけないところ、濃度が高いままなので熟睡できないのです。

この状態を改善するオレキシン受容体拮抗薬というベルソムラなどの睡眠薬があるのですが、オレキシン受容体拮抗薬は睡眠を促すだけでなく、夜間のアミロイドβの濃度を下げる働きもあるという報告もあります。

オレキシン濃度が高いと、もう一つの脳の老廃物タウタンパク質も蓄積しやすくなるといいます。

だから、ベルソムラなどで脳内のオレキシン濃度を抑えることが、アミロイドβやタウタンパク質の蓄積の抑制につながるのではないかという研究が進められているそうです。

オレキシンや睡眠について詳しく解説したページもあるので参考にしてください。

関連記事:ためしてガッテン!で話題のデルタパワーとは?オレキシンや睡眠薬など

運動で成長ホルモン分泌を活性化

運動すると成長ホルモンの分泌が活性化されます。

成長ホルモンは、記憶に関係する脳の海馬で脳由来神経栄養因子といわれる神経系液性タンパク質の分泌を増加させます。
脳由来神経栄養因子は、脳神経細胞の生存や成長に関わって脳神経細胞を元気にするため、認知症の予防には大変重要です。

毎日の生活にウォーキングなどを取り入れ、無理のない運動習慣を身につけましょう。

認知症予防に効果的な食事

認知症予防に効果的な食事を紹介します。

・マグロ、あじ、サバなどの青魚

青背の魚にはDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が多く含まれます。

DHAは脳に多く存在し、認知症予防に効果的といわれている成分です。

・大豆、大豆製品

大豆などに含まれるレシチン(ホスファチジルコリン)は脳に多く存在して脳神経細胞の細胞膜を構成しています。

また、脳内の神経伝達物質の一つであるアセチルコリンの材料にもなります。

・野菜や果物、ナッツ類

野菜や果物にはビタミンCやポリフェノールが、ナッツ類にはビタミンEが多く含まれています。

これらのビタミンは強力な抗酸化物質で、細胞の修復のために働きます。

・肉類、エビ、カツオ、マグロ

これらの食品にはグリシンという睡眠の質を高める栄養素が含まれています。

良質の睡眠はアミロイドβの排出のために大切です。

また、カツオやマグロにはオメガ3も豊富に含まれています。

これらの栄養素を積極的に摂るようにするとともに、血糖値を上げやすい炭水化物や肥満のもととなる脂質を抑えた食事を心がけることが大切です。

また、最近認知症に効果があるとして注目されているプラズマローゲンというサプリメントなどもあるので、興味のある方はチェックしてみてください。

関連記事:【プラズマローゲン】とは?効果や副作用、おすすめサプリの口コミまとめ

まとめ

認知症は発症するずっと前から、気付かないうちにじわじわとリスクが迫っているのですね。

食べ方や生活習慣など、ちょっと気をつけるだけでリスクを半減させることができるなら、ぜひ今日から試したいものです。

「私にはまだ早いわ~」なんてのんびりしているヒマはないかもしれません!?

スポンサーリンク